番外 リオINフロニャルド編 その3
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コロナに問いかけられて、うーんどうしようか悩む。
あたしだってレオ閣下と戦ってみたいけれど、既にヴィヴィオとアインハルトさんがやる気みたいだし…ガウくんと再戦とか?
そう考えていると、空中に光が弾け、中から箒に跨った魔法少女が現れた。
「……ねぇ、ヴィヴィオ。あれって何に見える?」
「魔法少女…かな?」
「と言うか魔女じゃない?」
だって箒に跨っているし、おとぎ話に出てくる魔女が現代風にアレンジされた感じだ。
「かっかわいい…」
「本当ですね」
え!?
ガバっと視線をアインハルトさんとコロナに移せばまさかの感動…あ、あれ?あたしがおかしいのかな?
「って言うかレベッカさん!?」
良く見たら箒に跨っているのは先ほど連れ去られたレベッカさんだった。
しかもパスティヤージュの勇者と宣伝されてるし…もう完全に敵って感じ。
空中の自在に飛び回り、手に持ったカードを射出して魔力弾…えっとこの場合輝力弾?…えっと、アナウンサーの実況を聞くと晶術弾?で地上の敵を一方的に撃墜している。
高機動砲撃型。弾幕で押し切るタイプだろうか?
あたしの苦手としている所でもあるし、行って見ようかな。
「それじゃあたしは空に上がるよ。レベッカさんと戦ってみたいしね」
「そっか。それじゃ、ここで解散かな?」
と、ヴィヴィオの言葉で皆散開し、それぞれの目標へと走り出した。
「それじゃ、ソル。あたし達も行くよ」
『了解しました』
地面を軽く蹴ると次の瞬間にはあたしは空を翔ける。
【おおっとっ!?パスティヤージュの独壇場へと翔け上がるあの少女はもしかして以前の戦で大活躍した異世界人かぁ!?】
【ただ今手元に届いた資料に拠りますとフリーリア王国が帰国なさった彼女達を再召喚したらしいです】
【なるほど、どうやって飛んでいるのかは企業秘密だとフリーリア王国の王子アイオリア殿下からのお達しです。
しかし、コレで戦況がまた変わっていく事でしょう。今回の戦は思いも拠らない事ばかりだぁっ!】
実況さんもいつもどおりハイテンションですね。
「レベッカさーんっ」
レベッカさんの進路の手前に躍り出る。
「え?ええ!?空を飛ぶなんて、魔女っ子!?」
「レベッカさんこそっ!」
「ええ!?」
え?気付いてなかったの!?
でもとりあえず今はっ!
「勝負ですっ!」
「はいっ!」
お互いに敵と認めて戦いが開始される。
今回はあたしルールで飛行魔法以外の魔法は封印。
なので、使用するのは輝力っ!
「いきますよー。輝力開放っ!」
あたしの背中に紋章が発動する。
久しぶりの紋章術。
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