番外 リオINフロニャルド編 その3
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、なんか両勇者から同時に放たれたすごい砲撃がぶつかった。
うわぁ…拮抗した後にばら撒かれた余波で敵も味方も被弾しているよっ!?
自軍の被害くらい考えようよね…勇者なんでしょう?
午前の部を終えてビスコッティの勇者であるシンクさんと、ガレットの勇者であるナナミを連れたレオ閣下がバルコニーに現れた。
「あ、あれ?耳の普通の人がいるー」
ナナミさんがあたし達を見ての第一声。
「あ、本当だ。もしかしてこの子達が手紙に書いてあった僕が帰ってからフロニャルドに迷い込んだ人達?」
「はい、シンク。彼女達はシンクもビックリの活躍だったのですよ」
「へぇ。今度手合わせをお願いしますね」
そう言ってシンクさんはあたし達の手を1人1人取ってよろしくと挨拶する。
何だろう…この人天然のタラシの素質がある気がします。
幾ら年下とは言えなんて事も無いように手を握るかなぁ?
普通しないよね。
とか何とかしていた時、空から大きなツバメに乗ってリスのような大きな尻尾を付けた女の子が騎士を連れて舞い降りた。
ミルヒオーレさんの声を聞くとクーベルさんと言うらしい。
「この試合ウチも、パスティヤージュも参戦したいのじゃっ!」
と、宣言したのだが…
その実、その来訪の目的はレベッカさんの拉致だったらしい。
拉致と言っても、気に入ったからパスティヤージュにご招待したいらし。
何ていうか、この世界って行動は突飛でも大らかで優しい人が多いよねぇ。
午後の部が始まろうとしている。
戦場の入り口近くで装備を借りて革鎧と短剣を装備する。
「懐かしいねっ!」
「うん」
ビスコッティ軍の歩兵の遊軍として参加。
戦が始まる直前、モニターにクーベルさんが映し出され、レベッカさんの強奪を宣言。
その後、シンクさんとナナミさんの両勇者が奪還を宣言。
なんと戦にパスティヤージュ軍が乱入しての三つ巴の戦いに。
そして戦が始まる。
とりあえず、あたし達は歩兵として進み、迫る敵を倒すべく動こうとしたんだけど…
「…まさか空中戦をする騎兵をビスコッティ、ガレットが共闘して相手にしている状況…この状況でガレット獅子団の相手はし辛いよね」
「うん…」
「確かに…」
あたしのぼやきに同意するヴィヴィオとコロナ。
「私はせっかくの機会です、なんとしてもあのレオ閣下とお相手をしてみたいです」
「あー、ずるいですよアインハルトさん。わたしも戦ってみたいです」
「えーっと、それじゃあわたしはあのジェノワーズの3人と戦ってみたい…かな?」
アインハルトさん、ヴィヴィオ、コロナがそれぞれ戦場での目標を定めた。
「リオは?」
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