番外 リオINフロニャルド編 その3
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97?と意味が分からないがとりあえずその視線をアオお兄ちゃんに向けたレベッカさん。
「そうだね。それだけ遠いって事だね」
アオお兄ちゃんが肯定する。
「そうですか」
「だけど、数字を使うのは俺は好きじゃないな。あの世界…地球には俺も、ソラ達もそれぞれ少なからず思い入れが有るからね。例え俺たちが過ごした地球ではなくても」
え?
「リオ達の第一世界ミッドチルダ。その世界もこのフロニャルドから見れば下位世界第165世界なんだけど、言われて見てどう思う?」
「下位…世界?」
「165?」
その言葉にショックを受けるあたし達。
自分達の世界は第一世界だと教えられてきたあたし達からしてみればその数字には劣等感を感じる。
それに下位世界と言う言葉も…
「すごく嫌です…」
「うん…」
「そうだね…」
アインハルトさん、ヴィヴィオ、コロナと言葉を零す。
「「「「ごめんなさい」」」」
あたし達はレベッカさんに謝った。
「あああっあの!あたしには意味が良く分からないから謝ってもらう必要は無いというか…」
それでも、きっと理解すれば嫌だと思うから。だから、ごめんなさい。
ごめんなさいが終わると戦場から歓声が響く。
「な、何?」
歓声にモニターを覗くとそこには金の髪の少年が颯爽と登場していた。
「だ、誰?」
「シンク・イズミ。ビスコッティの勇者様ですよ」
ミルヒオーレさんが誇らしそうに紹介してくれた。
モニターを覗くと、ガウくんと攻防を繰り広げている勇者シンクの姿があった。
「わぁ…はじけてるねぇ」
「そうだねぇ」
「正に勇者って感じ」
ヴィヴィオ、コロナ、あたしの感想。
アインハルトさんも無言で頷いている。
シンクさんが活躍していると、ガレットの方にも勇者が現れた。
どうやら勇者召喚で呼ばれたらしい。
え?レベッカさんの知り合い?
二人目の勇者登場にレベッカさんも参戦しませんかと誘うミルヒオーレさん。
しかし、レベッカさんは恥ずかしいのか自信が無いのか拒否したみたい。
「リオさん達はどうします?」
「出場しても良いんですか?」
「前回こちらにお預かりになったお金もありますし、参加費の問題は大丈夫かと」
そのミルヒオーレさんの言葉にあたし達は視線を合わせ、
「是非っ!」
と、そう言って参加の意思を表明した。
「とは言え、午前中の戦はもう直ぐ終わるので、午後の部からですね」
あうっ…
出鼻をくじかれて闘志が不燃焼です。
いいなぁ、楽しそうだなぁ。
それにしても神剣ってなんかデバイスみたいだよね。
あ
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