番外 リオINフロニャルド編 その3
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、避けてーーっ!」
ドドーーーンっ
対象を失った二人の攻撃はあたしを抜いて二人にそれぞれ直撃した。
【なんと、お二人はお互いの攻撃で相打ってしまったっ!】
「ふにゃぁ…」
「きゅー…」
危なかった。レベッカさんが乱入してこなければごり押されて負けてたかもしれない。
やはり空中高機動砲撃型はあたしの天敵かもしれないね。
あのままレベッカさん1人で攻撃するか、もう少し戦場の位置を気にしていたらこんな事にもならなかったんだけど…
とりあえず、撃墜させてもらいます。
「やあああっ!」
ヒュンヒュンと腕を振るい、レベッカさんとクーベルさんを攻撃する。
ビリビリっ
音を立ててその装備が破壊される。
「きゃーっ!」
「む、無念なのじゃ…」
【勇者レベッカ、クーベルさま、両者防具破壊。この戦闘を制したのはどうやらリオ選手のようだっ!】
「ブイっ!」
回転翼のついたカメラに向かってピースサイン。
観戦している観客からの声援に包まれた。
さて、そんなこんなで戦も終わり。結果は僅差でビスコッティの勝利。
ヴィヴィオとアインハルトさんがレオ閣下を撃墜したのが結構ポイントが高かったみたい。
どうだった?と二人に聞けば、勝利を譲ってもらったとの事。
レオ閣下ってすごく強いものね。
いつか必ず本気で戦いたいとヴィヴィオもアインハルトさんも言っている。
戦勝イベントの熱気に包まれるビスコッティの街をヴィヴィオ達と眺めた後、その日はもう遅いとあたし達はフィリアンノ城の客室を貸してもらう事になった。
夕食を終えてからあたし達は城の中庭へと移動した。
念の鍛錬を行うためだ。
練習はアオお兄ちゃんが見てくれている。
フェイトお姉ちゃん達はミルヒオーレさんやレオ閣下達と一緒に今頃大浴場だろう。
シリカお姉ちゃんもこっちに参加したかったみたいだけど、フェイトお姉ちゃん達が引きずって行っちゃった。
あたし達もと誘われたが、まずはこっちを優先し、その後に入浴した方が疲れもとれるだろうからね。
「それじゃ、まずは『纏』から」
「「「「はいっ!」」」」
纏から絶、そして練を一通りこなす。
「へぇ、みんなきれいに出来るようになったね」
「ほ、よかったよ」
「よかったー」
「あ、ありがとうございます」
アオお兄ちゃんの褒める声にうれしそうなヴィヴィオ達。
「さて、最初の三つが合格点に達したし、ヴィヴィオ達も新しい事を覚えたくてうずうずしてるだろう」
その言葉にこくりと頷くヴィヴィオ。
それを確認するとアオお兄ちゃんは懐にあった何の変哲も無い巾着のような袋に手
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