戦闘校舎のフェニックス
フェニックス眷属対グレモリー眷属+兵藤一誠(2)
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入っていたのを再生していた。
『しかし、魔剣使い・・・・数奇な者だ。私は特殊な剣を使う剣士と戦い合う運命なのかもしれない』
『へぇ、僕以外の魔剣使いでもいたのかな?』
『いや、魔剣ではない。・・・・聖剣だ』
その一言で何か木場の気配がガラリと変わったのは、その所為かと思いながら聞いていると冷淡な光を瞳に乗せて低い声音で聞いた。
『その聖剣使いについて訊かせてもらおうか』
『ほう、どうやらあの剣士は貴様と縁があるのか。だが、剣士同士、言葉で応じるのも不粋。剣にて応えよう!』
『・・・・そうかい。・・・・口が動ければ、瀕死でも問題ないか』
なるほど、二人の間で殺気が立ち込めたのは木場で言う禁句を言ったのかもしれんな。そんでボイスレコーダーを再び録音モードとして隠し持つと『兵士』『僧侶』『騎士』が集まってきた。
「あれ?イザベラ姉さんとカーラマインは?」
「まさかやられちゃったの?」
続々と集まるライザーの下僕少女達、残りの下僕悪魔が全員集合した様子だった。俺達はしばらく休憩していたが、結界張っているから外にいる奴らに攻撃されても問題はない。俺は空間から、お茶セットを出して皆にお茶を出しながら作戦を考えていた。
「なあ朱乃。これからどうする?リアスは今頃あそこに行っているんだろう?」
「そうですわね。ここにいる下僕さん達を倒してからだと、魔力を消費しますけど一誠さんが回復してくれるならやりますわよ」
「・・・・敵がいるなら叩き出すだけです」
「そうだね。しばらく僕達は休憩させてもらうよ。このお茶美味しいね・・・・おや?外から何か言っているようだけど」
外を見ると、レイヴェル・フェニックスが何かを言っていたので結界を解除して聞いてやった。
「何か用か?」
「ライザー様がね、貴方の所のお姫様と一騎打ちするんですって。ほら」
女の子が天高くどこかを指差す。追うように視線を向けると、新校舎も屋上に炎の翼を羽ばたせる人影と黒い翼を羽ばたせる人影が見えたが、あれはライザーとリアスだな。
『一誠さん!聞こえますか?』
「聞こえるが、状況は理解した。俺達がそっちに行くまで何とか持たせろ」
通信機器を切った後、皆は臨戦態勢に入った。ライザーの妹が、嫌味な笑みを浮かべて話しかけた。
「お兄様ったら、リアス様が意外に善戦するものだから高揚したのかしらね。普通に戦えば私達の勝利ですもの、情けを与えたのでしょう。このままでは、対峙する前にやられてしまいそうですし」
「ほう。だがこの面子で、お前達は勝てると言いたいのか妹さんよ」
「まだやる気ですか?いいでしょう。御望み通りにしてやりますわ」
ライザーの妹が指をパチンと鳴らすと、下僕悪魔が
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