暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
第9話「お見舞い」
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.。なら安心だね。」

「もしかして...心配させちゃった?」

  お見舞いに来るほどだったから、そう思って聞いてみた。

「...そうだね。昨日の今日だし、聞きたい事もあったし...。」

「聞きたい事?」

  なんだろうか?やっぱりリヒトの事とかか?

「あ、志導君にじゃなくて妹さんの方にね?」

「緋雪に?」

  緋雪に聞きたい事が?...まさか、あの羽(・・・)の事か?

「それは緋雪に聞いてみない事には...緋雪!」

「えっ、なーに?」

  バニングスさんと月村さんと会話していた緋雪を呼ぶ。

「聖奈さんから話があるみたいだけど...。」

「話?別にいいけど。」

  どうやらいいみたいだ。

「そう?じゃあ、今からでも...。ちょっと、席をはずすね?」

「話なら私の部屋でしましょう?じゃ、お兄ちゃん、月村さん、バニングスさん、ちょっと行ってくるね。」

  そう言って緋雪と聖奈さんは緋雪の部屋に向かっていった。

「あの...。」

「うん?」

  ふと、月村さんが話しかけてきた。

「...昨日はありがとうございました...。」

  昨日?...あぁ、誘拐の事か。

「僕...特に何もしてないけど...。」

  緋雪を止めたのは確かだけど、誘拐の解決には関わってないはずだ。

「あ、そ、そうでしたっけ...?」

「誘拐の事を言うなら、直接助けたのは緋雪だね。緋雪にはお礼を?」

「あ、志導さんにはちゃんと言っておきました。それでお兄さんの方にも言おうと思って...。」

  聖奈さんと会話してる時にでも言っていたのだろう。

「...それでも、私達の魅了をなくしてくれてありがとうございました。」

  あー、それもあったな。確かに魅了を解いたのは僕ではあるけど...。

「僕だけだったらまた魅了されてたよ?防いでくれたのは聖奈さんの方だよ。それに、リヒトが言うにはしばらく同じことは絶対できないし...。」

「それでもです。ありがとうございました。」

  ....まぁ、お礼を言われて嫌な気持ちにはならないし、いっか。

「...あの子は、ホントに大丈夫ですか...?」

「緋雪の事?...大丈夫。もう落ち着いてるから。」

  バニングスさんが緋雪の事を心配する。

「でも...私と違って、志導さんは...。」

「確かに、緋雪は吸血鬼になったよ?だけど、それがどうしたの?」

  元々、僕は知ってたし、別にどうとも思ってない。

「あっ...。そう、ですよね。すいません、変な事言っちゃって。」

「...あなたは、凄い..ですね。」

  唐突にバニン
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