戦闘校舎のフェニックス
種無し焼き鳥野郎(フェニックス)とのご対談
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殺気と覇気を感じさせるかの如く俺が口にする。部長もライザーも表情を強張らせていたが、俺とグレイフィアを畏怖していたように見える。ライザーは体に覆っていた炎を落ち着かせると、息を深く吐きながら頭を振った。
「・・・・最強の『女王』と称される貴女にそんな事を言われたら、俺も流石に怖いが下等生物のお前には言われたくないぞ。人間の分際の癖に上級悪魔であるこの俺様に指図するな・・・・そう思ったが最強の『女王』並みの殺気を感じる。バケモノ揃いと評判のサーゼクス様の眷属とは、絶対に相対したくはない」
俺には全然影響力無いので、キレそうになり封印を解除しようと思ったがドライグに止められた。俺の殺気だけで、サーゼクス並みの影響力はありそうだと思ってそう発言した屑野郎だった。リアスも紅い魔力を止めて、臨戦態勢を解いていた。最悪の状況からは脱したらしい、俺の言葉を聞いて冷静になったようだし、リアスとライザーの戦意が無くなった事を確認するとグレイフィアが言った。
「こうなる事はここにいらっしゃいます一誠様と旦那様、そしてサーゼクス様もフェニックス家の方々も重々承知でした。正直申し上げますと、これが最後の話し合いの場だったようです。これで決着が着かない場合を予測し、最終手段を取り入れる事としました」
「最終手段?どういう事グレイフィア」
「お嬢様。ご自分の意志を尊重をし押し通すのでしたら、ライザー様と『レーティングゲーム』にて決着をつけるのは如何でしょうか?」
「・・・・ッ!?」
グレイフィアの意見に言葉を失うリアスだったが、心底驚いている様子だ。レーティングゲームとは懐かしい言葉を聞いたが、あの頃を思い出すととても懐かしく感じる。あの時は四大魔王がいたが、今と昔ではルールはとても変わったと聞いている。昔は3対3とかだったが、今は悪魔の駒での十五人態勢で行う。まあ駒によっては駒の数で人数は減る。
『相棒は出た事あるのか?』
『いや、サプライズゲストとして大天使化となった黒鐵となら出た事あったぜドライグ。まああの時はリハビリ程度だった』
『大天使化した相棒では勝てないのではないのか?それとリハビリ程度とは恐れ入る』
『瞬殺で終わらせたよ。まだサーゼクスが魔王になる前だった頃だからな』
念話を終わらせる頃になっても、まだ驚いていたリアスだったが続けてグレイフィアは説明を続ける。
「お嬢様もご存じの通り、公式な『レーティングゲーム』は成熟悪魔しか参加出来ません。しかし非公式の純血悪魔同士のゲームならば、半人前悪魔でも参加出来ます。この場合、多くが・・・・」
「身内同士、または御家同士のいがみ合いよね」
グレイフィアの言葉を嘆息しながらリアスが続けた。
「つまりお父様方は、私が拒否した時の事を考え
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