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ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜銃声と硝煙の輪舞〜
Down the stage
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ら、とんでもないモン引っ張ってきたわ」
言い返したいが、素直に言い返せない。
少なくとも
フェイバル
(
あいつ
)
の目的が自分達以外だということは考えられないだろう。
いよいよもって申し訳なさが募ってくるが、それを今嘆いても始まらない。
こちらを不審げに見ていたミナは、それでも個人対戦である本大会での集団行動にただならぬものを感じたのだろう。渋面で可愛らしい顔を歪ませながらも、アゴをしゃくって「ついて来て」と言った。
ぽっかりと現れた洞窟は予想より広く、車一台や二台ほどなら入れるほどのスペースがあった。奥は暗いが、壁に反射して仄かに届く夕陽のおかげで、真っ暗闇というほどではない。
まず最初にリラ。それにレンを背負ったユウキが続き、最後に周囲を油断なく見回すミナが手近な壁面の出っ張りに小ぶりなお尻を乗っける。
「……それで、どうしたの?説明してリラちゃん。共闘は、参加してる他の誰かがしない限りはやんないって約束だったでしょ……!」
相当腹に据えかねているのか、微かに怒気のこもった――――否、怒気を通り越して殺気すら浮かべ、少女は透き通るソプラノを歪ませた。いつもは自信なさげに俯きがちな言葉も、鋼を打つほどの強さを持って襲い掛かってくる。
その口撃に、砂の地面の上に何とも男勝りなあぐらをかき、リラは黙考した後に軽く肩をすくめてこちらにチラリと視線を送った。
「それはあたしも同じだっての……むしろあたしが言いたいわそのセリフ」
リラはこちらを見据えながら、説明してくれるわよね、と言葉を続けた。
「『アレ』が何か。あんた達が
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ここ
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に、本当は何しに来たのか」
「――――ッ!」
ユウキは思わず出そうになる吐息を必死に呑み込んだ。
リラは、いや恐らくミナも、自分達の目的が決してゲームをしたいという純粋な目的ではないことに気付いていたのだ。
「言っとくけど、言い逃れはしない方がいいわよ。レンおぶったまんまであたしらと張り合うってーのは、すこーしだけ頭が高いんじゃない?」
「…………リラちゃん。それ、調子に乗ってるって意味?」
「……そ、そうとも言うわね」
ほほほ、と苦しい誤魔化しを図りながら、ともかく、とリラは言い放つ。
「きっかりきっちり話してもらうわよ。――――どっちにしろ」
少女は首を巡らせ、ユウキの背にて荒い息を吐く少年に視線を投げた。
「――――何か要り用なものとかあるんじゃない?」
「………………………」
重苦しい沈黙の後、ユウキは意を決したように顔を上げた。
隠し事をする段階は、もう過ぎている。何より、彼女たちがそれを許さないだろう。
わかった、と唇の隙間から音が漏れ出た。
「二人には聞いて、分
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