旧校舎のディアボロス
対悪魔祓い戦×アーシア転生&宿泊
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
離れた場所で、俺はアザゼルに連絡を入れている間会話が聞こえてきたのだった。
「一番厄介なタイプだね、君は。悪魔を狩る事だけが生き甲斐・・・・僕達にとって一番の有害だ」
「はぁぁぁぁ!?悪魔様には言われたかないのよぉぉ?俺だって精一杯一生懸命今日を生きているの!テメエら、糞虫みてぇな連中にどうこう言われる筋合いはねぇざんす!」
「悪魔だって、ルールはあります」
微笑みながら言う朱乃だが、視線は鋭く尖っていた。完全に敵意と戦意をフリードに向けている。
「いいよ、その熱視線。お姉さん最高。俺を殺そうって思いが伝わって来る。これは恋?違うね。俺は思うよ、これは殺意!最高!殺意は向けるのも向けられるのもたまらんね!」
「なら、消し飛ぶがいいわ」
と言っていたが、俺は静かに通信機でアザゼルにかけた。幸いここは結界が張ってあったとしても、掛かるようになっているからだ。それにしても駒王町に堕天使が悪さしている事は知っているとは思えないね。
『俺だが、そちらで何かあったようだな』
『その通りだ。現在教会側と悪魔側でどんぱちやっていてな、何やら堕天使が関わっているから連絡した』
『堕天使だと?グリゴリの末端メンバーかもしれんな、恐らく俺ら以外の上層部の命令を受けて行動しているんだと思う』
『恐らくそうだろうな、レイナーレをトップとしている非合法(正式な教会に認められないと言う意味で)の悪魔払い組織らしいから下部組織だと思うね』
『そいつらが悪さしているなら、いずれ俺らから粛清した方がいいだろうが今は動けないんだ。だから粛清は一ちゃんらに任せる』
『任してくれ。そいつらの素性も聞き出したらまた連絡する』
連絡終了時に依頼主の元に『はぐれ悪魔祓い』が来ているとは計算外だったらしいな。その時イカレ神父であるフリードが、シスター・アーシアに向かってビンタをして倒れてから、足で強く踏んでいた。
「このクソアマの所為で、せっかくの結界解いてどうすんだよゴラッ!てめえ仕事しろよ」
「おいフリード、相手を間違っているぞ。こっちだろうが」
その時天井から転移魔法陣が来たのか、木場は焦っていた。
「部長、複数の堕天使を確認しました。即刻撤退した方がいいです」
「ええ分かってるわ。一誠、魔法陣は眷属のみしか使えないから、貴方は自力で逃げなさい。それとシスターに話があるから、その子と一緒に脱出しなさい」
「分かってるよっと」
拳銃をフリードに向けて撃ったが、避けられてしまったけど神速でアーシアを抱っこの状態で空間の中に逃げ込んだ。部長達も魔法陣で撤退できたようなので、アーシアを抱えたまま空間先を部室前に裂け目が生まれたと思えばアーシアを抱っこした俺登場。御姫様抱っこのままだが、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ