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死者の誘い
5部分:第五章
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じていた。だがそれは口には出さない。出せない。
(もう二度とこんな思いは御免だな) 
 焼けて黒く変色しきったトスカの店の方を振り返って思う。何はともあれ死者の誘いからは逃れた。だがそれは一生忘れられない恐ろしい記憶となるであろうことを実感した。それを胸に収めてエミリアと共に遊びに向かうのであった。朗らかな仮面のまま。


死者の誘い   完


                  2006・9・10

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