第1章:修正の始まり
第4話「夢を追う」
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力の量と、その能力の相性。どう思う?」
「えっ...?ぴったりだと思いますけど...。それに、こういうシンプルな能力の方が俺にとってはいいです。」
そう言ってのける秋十君。...実際は、そこらのワンオフよりも扱いづらかったりするんだけど...ま、秋十君との相性がいいだけなんだけどね。
「一応、IS自体に乗らなくても、ブレードとかを生身で素振りするだけでも時間は加算されるようになってるからな?...と、言う訳で秋十君。」
「はい?」
「これからは木刀じゃなくてISブレードで素振りしてね?」
「....えっ?」
間の抜けた声をあげる秋十君。...まぁ、生身の人間が振り回すようなものじゃないからな。
「大丈夫大丈夫。実は秋十君の木刀に細工して少しずつ重くしてたから素振りできるぐらいの力は持ってるはずだよ。」
「ええっ!?いつの間に!?」
「ちなみにこれが普通の木刀。」
ISを一度はずして木刀を持たせる。
「軽っ!?...って、どれだけ重くしてたんですか!?」
普通の木刀が軽い=今まで使ってた木刀の重さがとんでもないという事に気付いた秋十君がそう言ってくる。ちなみに細工した方は普通の5倍の重さになってたりする。
「いやぁ、秋十君ってさ、才能ないとか言ってるけど、もう篠ノ之流を極めたんだろ?」
「...そりゃあ、必死に努力しましたから...。」
「だから次の段階に進んでみようと思ってね。」
それでとりあえず木刀を重くしようって事になった訳。
「じゃあ、あっ君。早速データを取るために戦ってみようか!」
「ちょ、急すぎません!?」
「大丈夫大丈夫ー。あっ君はいつものように剣を振ればいいんだから。」
そろそろ一次移行も終わるころだし、ちょうどいいだろう。
「そう言われても...。」
「なに、ISで篠ノ之流を使えばいいだけさ。なんなら、空を飛ばなくてもいい。」
「ちょっとさー君、それじゃあISの意味ないじゃん。」
いや、秋十君はISに乗るの初めてなんだからいいだろ。
「...わかりました。やれるだけ、やってみます。」
そう言って再びISを展開する秋十君。既に一次移行は終わっていたようで、白を基調に鮮やかな宇宙を表す蒼色のラインが入った機体になっている。
「よし。じゃあ早速始めようか。」
「...それはいいんですけど...。」
いざ始めようとすると歯切れを悪くする秋十君。なんなんだ一体?
「...なんで、桜さんもISを展開してるんですか?」
「そりゃ、俺が秋十君の相手をするから。」
そう言って試合を始める位置に俺は移動す
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