原作前の事
初弟子との修業
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あの事件から、一週間が経った時だった。全身火傷は軟膏と自己回復によって治っていた。今では朝鍛錬して、昼は散策して夜はケルディム達と夕食を食べる事が一週間経過してた。夕食中にケルディムが発言してきたが、レヴィアタンは俺の怪我が治った後に冥界に帰った。事件後の処理を、ルシファー達に報告する為と魔王職をするからだ。
「なあ一誠君。君に頼みたい事があるんだが」
「何だ?」
「サーゼクスを鍛えてもらえないかな?」
「何故だ?」
「サーゼクスは独学で体を鍛えたりしているんだが、一週間前で思ったのだ。師を見つけて修業させようと思ったのだが、私は忙しい身だ。君しかいないと思ったがどうだろうか?」
「サーゼクスはどう思う?」
「私の魔力は、恐らく魔王様並みだと思うのです。近接格闘が出来ていないと思いますし、先週の事があってまだまだ力不足と感じています。どうか私の師になってくれませんか?お願いします」
「弟子を育てた事はないが、やってみるとするか。俺のリハビリにもなるかもしれん」
「では引き受けてくれるんだね?」
「引き受けよう。ついでにそこにいる側近二人も鍛えてやろうか?」
「あら、いつ気づいたの?」
「夕食が始まる前にな。サーゼクスの後ろにいたから、側近かと思った」
「流石に気づくか。君達二人も行くか?アルスとマルス」
二人は頷いたので、サーゼクスとアルスとマルスを鍛える事になった。修業場所は町外れにある森林の奥にした。あそこは結界を張っているので、人間達は近付いて来ないらしい。明日の朝に出発する事になったので、今日は早めに寝た。
次の早朝になったら、俺はいつも通り鍛錬してから朝食にした。3人は準備などがあったので、昨日は遅くまで起きてたらしいが、俺はいつも通り寝ていた。
「一誠さんは準備とかしなくていいの?修業場所は、何もない場所と聞いてありますけど」
「俺のは全部ここにあるからね」
空間に手を突っ込んで刀を出したり、トレーニング器具などの重りとかを出し入れした。
「そういえばそうでしたわね。便利でいいですね」
「まあな。移動とかもこれの応用で使ってるからな。ごちそうさん、今日も美味かったぜ」
「ありがとう。ところで期間はいつまでなの?」
「二週間くらいかな。俺もそんなに暇ではない」
「二週間は妥当ね。そろそろ出発の時間となるけど、気を付けてね」
俺とヴェネラナは玄関に向かったら、既にサーゼクス達がリュックを背負っていた。
「サーゼクスよ・・・・ツラい修業になると思うが頑張って強くなれよ。我が息子よ」
「はい父上」
「アルスとマルス、サーゼクスの事頼むわね」
「「承知しました」」
「では行くぞ」
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