原作前の事
初弟子との修業
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
て斬撃を放った事で最初は避けていたが、追尾型なので避ければ避ける程追って来た。俺も刀を出して斬撃ごと斬った。
「まさか俺に刀を抜かせるとはな、しかも魔力を日本刀に送り斬撃追尾型でやるとは。だがその程度では俺を倒せないぞ!」
サーゼクスは魔弾を撃ったが、弾き飛ばされたので魔弾を拡散型にした後、大太刀で斬るという作戦。魔弾をどんどん大きくして解き放ったのだが、俺は避けると思ったが逃げなかった。刀を魔弾ごと斬る為であったので魔力が強かったのか、少し押されていたが不意打ちで大太刀を振った。
魔弾は消滅後、大太刀と刀。火花が出るくらいだったが、最後は俺の刀で弾き飛ばしてこの勝負の幕引きとなった。
「あそこで勝てたと思ってましたが、押し返されるとは思ってもみなかったです」
「あの魔弾は少し冷や冷やものだったけど、とりあえず試験は合格だ。おめでとう」
「ありがとうござました」
夕方になったので最後の夕食を食べたが、最後という事で俺も狩りに参加した。大型の熊が出たが俺が瞬殺した。食べ終わった頃に俺が渡したいブツがあると言って整列した。
「まずは3人共、試験合格おめでとう。という事で合格祝いだ。これを受け取ってほしい」
アルス&マルスには短刀を、サーゼクスには大太刀をプレゼントした。
「これを作る為に、私達が修業中にしてた事だったのですね」
「ああ・・・・作るのは初めてだったが、一昨日完成したよ。サーゼクス、太刀に魔力を入れてみろ」
「あっはい」
サーゼクスが、魔力を太刀に入れると太刀は光輝いた。魔力が噴き出るような感じになっていて、試しに振ってみたら斬撃が飛んだ。先程の試験でやった斬撃よりパワーとスピードが違っていた。太刀を鞘に戻すと、光は消えるようにして魔力も消滅するようになっていた。
「凄いですね!私がさっき使った斬撃よりも強い斬撃とは」
「ちなみにアルスとマルスの短刀も同じ効果だ。短刀に魔力を籠めると瞬発力が速くなるし、攻撃力も上がるようにしてある」
「本当だ。鞘に戻すと普通の短刀になりますし、これなら暗殺とかにも役立つかもしれないねマルス」
「それに短刀の持ち手も手に馴染みますから」
「それはよかった。作って正解だったが、大事に使えよ?それともう修業は終わりだから、名で呼んでもらって構わんか?」
「私は一誠さんと呼びますが、マルスもだよな?」
「ああそうだな」
「サーゼクスは修業前でいいぜ」
「では一誠君と呼んでもいいかな?」
「無論だサーゼクス。これからもよろしくな」
今日は早めに寝た。明日はこの森を出て家に帰るためでもあるが、修業終了なのか緊張が一気に抜けたので、4人とも爆睡したのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ