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戦姫絶唱シンフォギアM〜ほぼ無敵が転生したそうです
32話 希望の歌と闘神
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『パーフェクトゼクター』から電子音が聞こえ、伊吹の顔は青ざめていき、今から起きる災害の規模を想像した
仮に勇治がマキシマムハイパーサイクロンを連続で撃ったらどうなるか
多分。いや、きっと隣の都道府県のビルや家がなくなる。跡形もなく
今の勇治を止められる軍隊は世界中何処にもいない。というかそんな兵器を持っている軍隊は危険だ
「勇治、早まるな。街に一つの大通りを作る気か!?マキシマムハイパーサイクロンは絶対!使うな!!」
勇治「わ、分かってる。マキシマムハイパーサイクロンは絶対に使わないから安心しろ」
伊吹は必死に叫び、勇治は『パーフェクトゼクター』を右手で持ちながら振り返り
伊吹の叫びに少し驚き、マキシマムハイパーサイクロンは使わないと誓った
「あ、言い忘れていたけど油断すんな!俺は何故か術使えないし、コーカサスは何か仕掛けてる...と思う!」
勇治「ッ!.....まさか...」
伊吹は言い忘れていた事を勇治に叫び、とにもかくにも頑張れ!、と伝えた
勇治は伊吹が術を使えないのは、F(フォニック)G(ゲイン)・デストロイヤーが起動しているからだ
放出・具現化したフォニックゲインを消滅させる。それがF(フォニック)G(ゲイン)・デストロイヤー
伊吹は体内のフォニックゲインを使用して術を詠唱する
全ての術はフォニックゲインを放出・具現化させる
つまり、伊吹が術を詠唱しても術が使えないのは、放出・具現化したフォニックゲインを消されているからだ
勇治「そうか、奴とは伊吹なのか」
「?...どういう事?」
ん?奴とは伊吹?...つまり、どういうことだってばよ
伊吹は考えたが、特に何も分からないので、勇治の戦いでも見ようと思った
勇治「伊吹、お前が術を使えるように俺が何とかする。回復に励め」
「あいあいさー」
勇治はコーカサスに向かって走り出した。コーカサスは一歩たりとも動かず何もしていない
伊吹は勇治と戦ってから何もしていないのは怪しいと思い、コーカサスが何か仕掛けていると思った
少しでも勇治のサポートをしようとコーカサスを凝視し始めた
勇治は『パーフェクトゼクター』を右手に持ち、勇治は止まり、腰を深く落として横に一閃をして斬った
コーカサスの胴体から火花が空に舞い、勇治は左手に握り拳を作り、コーカサスの腹部を殴ろうとしたが
コーカサス「させん!」
勇治「なッ!」
コーカサスは左膝を折り曲げて勇治の右腕に左膝を当てて軌道をずらした
空振りした右拳はコーカサスに当たらず、勇治は驚いた
コーカサスは右手に握り拳を作って瞬時に勇治の顔面を殴った
そして、殴った右拳を引いて勇治の顔面をもう一度殴って体をねじりながら
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