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リリなのinボクらの太陽サーガ
料理
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食べたいぐらい!』

「せっかくの腕だ、いっそ料理を極めてみようとは思わないか?」

「そんな大層な物じゃないよ、マキナもサバタさんも。別に特別な事はしてないし、普通に作ってるだけだもの。私ぐらいの技量ならディアーチェもすぐ身に付けられるよ」

「確かにディアーチェも覚えたら美味しい手料理を作ってくれると思いますが、やはりすぐ覚えるには美味く作れる人から教わった方が無難でしょう」

「ちょうどここに2人も適役がいるもんね。というわけでぇ……試食係はボクに任せて!」

「使える味見役だな。皆の期待もある事だし、我も本格的に学んでみようか」

「手料理教室でも開きます? サバタさんとシャロンの料理は美味しいですから、そんな二人から教わりたいと思う人も多いと思いますよ〜」

「とても興味深い意見だな、ユーリ。ついでに新しいレーションの開発も兼ねてみてはどうだろう、教主殿? そうすれば一石二鳥だと思うのだが」

「なるほど……確かに合理的な考えだ、そこまで言うならやってみるか。(…………にしてもこういう勤勉な姿勢を見ていると、目を離した隙に料理を魔改造するシャマルや美由希とは大違いだな……)」

一瞬だけ物憂げな表情を浮かべたものの、サバタさんは乗り気になった様子。その結果、今日の午前中は料理教室を開く事が決定した。その前に私、やるとは一言も言ってないんだけど……まあいいか。別に嫌な訳じゃないし、慣れれば料理は楽しいものだからね。

それでウェアウルフ社の食堂を借りて……というかこの会社に来る時に会った女性が実はウェアウルフ社の代表取締役だったらしく、社員の要望でレーションの味の改善を求められて悩んでいた所に私達がこの話を持ち込んだから、向こうにとっても渡りに船で気前よく貸してくれた。それで……レヴィ以外に味の審査員が後で参加する事になった。だからサバタさんはどんな料理を作るのか、興味があった。

「認可もされたし、心置きなく作れるな。ひとまず俺はレーションにできる料理を作るから、ディアーチェはとりあえず好きな料理に挑んでみろ」

「ぬぅ……我の好きな料理か……いきなり言われても決めかねるな……」

「ねぇディアーチェ、わざわざ考え込んでまで一番好きな料理を決めなくても大丈夫だよ。最初は誰でも手軽に作れるようなレベルで、作りたい料理を選ぶところから始めよう?」

そう伝えたらディアーチェは簡単だけど料理と言えるものを考え出した。すると……ちょっと面白い回答を出してきた。

「海苔巻きはどうだ? やり方を覚えれば、応用範囲も広かろう?」

「ははっ、結構良い着眼点をしてるね。ディアーチェがそれで良いなら、海苔巻きから始めていこっか」

という訳でディアーチェが主導、私はサポートという役割で海苔巻きを作
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