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ぶそうぐらし!
第2話「とうこう」
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  しかし、そこで弾切れを起こし、ピンチに陥る。とりあえず、ナイフだけで牽制しつつゾンビ達との間合いに余裕を持たせる。

「(今の内に...!)」

  空になったマガジンを取り、ポケットに入れていた予備のマガジンと入れ替える。

「(よし...!)」

〈グルル....。〉

「チッ...!」

  その間に犬が近づいてきていたので、早速銃を撃つ。

「さっさと突破する...!」

  やっぱり人間のゾンビより動物のゾンビの方が速いため、犬のゾンビが寄ってくる。中には猫のゾンビもいるな。

「(一斉に襲い掛かられたら一溜りもない!撃ち落とす!)」

     パシュッ!パシュッ!パシュッ!

  複数いる動物のゾンビ達を連射で倒していく。この間にも学校に向かって走り続けてるため、正面からもゾンビが襲い掛かってくる。

「邪魔だ!」

  だけど、それはすれ違いざまに頭を切り裂く事で簡単に突破する。...一体だけだったからだけど。

「くそっ、近所にペットが結構いたからな...!」

  犬や猫の数が多い。...というか、なんで全部感染してるんだよ!?

「よし、これで...ラスト一匹!」

  犬を残り一匹まで減らし、そこでまた弾切れを起こす。だけど、一匹だけならどうってことない!

「おらっ!」

〈ギャン!?〉

  思いっきり蹴り飛ばし、壁に叩き付けたところをナイフで串刺しにする。

「...ふぅ。」

  溜め息をつくが、すぐに動く。動物のゾンビを片づけたとはいえ、まだいるかもしれないし、人間のゾンビもいるからな。

「マガジンを入れ替えておかないとな...。」

  空になったマガジン二つを鞄に入れ、予備のマガジンを新たに取り出す。

「弾薬はまだまだあるが、マガジンが後三つか...。」

  後で弾を込めておかないとな...。

「あまり無駄使いもできないし...なっ!」

  呟きつつ寄ってきたゾンビを一閃。倒しておく。

「...ったく、一人くらい生存者はいないのか?」

  噛まれた時点でアウトならいなくてもおかしくはないけどさ...。

「ナイフじゃ小回りは利くけど、一体ずつしか倒せないしな...。」

  スナイパーライフルを振り回す訳にもいかないし...。まず、銃として使わなきゃだめだしな。

「...おっ?」

  ふと、窓の割れてる家の中にあるモノが目に入った。

「はっ!」

  家の中にいたゾンビを倒し、それを手に取る。

「模造刀...。こりゃいいな。」

  本物の刀を想定した重さに、刃引きされているとはいえ、十分な頑丈さを持っている。長さもちょうどいいし
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