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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 〜運命の先へ〜
第25話 「疾風vs武神」
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思ってなかったよ。」
「それはどうも。俺もなかなか良い試合が出来て楽しかったよ。」

戦闘終了後、俺たち3人はそれぞれの専用機の調整とエネルギー供給を待つ間を利用して歓談していた。どうやら、先程のシャルルの戦闘スタイルは『砂漠の逃げ水(ミラージュ・デ・デザート)』と呼ぶらしい。なるほど、言い得て妙だ。

「ところで零、最後の連打の時なんだけど・・・。」
「ああ、あれか。あれはな・・・。」

両手の装甲のみを部分展開し、ある武装を展開する。一見何の変化も見られないのだが、よく見ると手首付近に突起している場所があり、指の付け根辺りにも細工が施されている。

「対IS装甲用グローブ『拳皇』。現行ISの装甲硬度を凌駕する素材を使った拳闘用グローブでな。あの時はこれを使ったんだ。」

IS装甲を無傷で砕ける優れものである。俺は剣術が一番得意なので使う機会は『天羽々斬』等より劣るが、格闘の自由度はそれらより勝るため緊急時に重宝している。

「手首にある小型スラスターでパンチの速度を上げて、指の付け根にある装置から放出したエネルギーで拳を覆って威力を高める。しかも見た目は通常の装甲とほとんど変わらないから展開に気づきにくい。」
「ああ、だからあの時素手に見えたんだ。面白い装備だね。」

そうこうしているうちに全員が調整を終えた。

「じゃあ、今回の戦闘データは俺がまとめて夜にでも届けるから。そこで反省会とでもいこう。」

さて、それでは本題。いつも通り、一夏の特訓に入ろう。件の3人も一夏が来るのを首を長くして待っているようだし。まあ、その・・・、頑張れ、一夏。あれが理解できるようになれば、お前はきっと俺より頭良くなってるだろうから・・・。
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