「この世ならざる者」
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、今年の夏休み前からですよ」
「ほう、じゃあかれこれ一ヶ月近くになるわけだ。で交際一ヶ月でなんでてめーが内の道場に入り込んでやがんだ。しかも合宿の際にはテントで一つ屋根の下だと。で親父様に連絡の一本もはいってねーとはどーいう頭してんだコラ、この金髪かこの金髪が頭の流れを鈍くしてんのか?染めたんか?この不良があ!」
「お父さん、金髪は悪口になっておまへんで、こいつの金髪は地毛ですから堪忍したってくださいよ」
「そうですよ、あなた?なにもそう邪見にしなくってもいいじゃないですか。あの伊佐にこんなチャーミングなボーイフレンドが出来たのですよ。苦労して産んだ甲斐があったわ。ほら顔つきなんかモデルさんでもなれそうじゃない。うふふふ」
「か、香苗!伊佐はよー、伊佐はよーあの可愛かった伊佐がよーもうすぐ……ぐふっ、うぇえええ」
「はいはい、大丈夫ですよ。あなた。伊佐は結婚してもあなたのことをちゃんと忘れたりしないですよ。だってあんなにいい子ですもの、あ、そうだ賢治くん。結婚式はどこがいいかしら?ハワイ?グワム?うーん、思い切ってオーストラリア!」
「あのー、さっきから俺ら、置いて舞い上がんないで貰えませんか?ほら、残りのパイロットの高町の選んだ傭兵さん。ものっすごくビクビクしてるんですがそれに」
「ふむ、そーいう、糞ガキは全然平気なんだな。大方この尋常じゃない気配にビビってしょうがなくなると思ったんだが」
「うん、だがそろそろなにかとてつもないやばい気があたりに立ち込めてきてるんで持ってきた篭手を腕につけてるところなんです」
「友恵、刀を用意しろ、そろそろやばい感じがする」
「分かりました。豊村さんも気をつけてください」
「前方、十万kmにものすごい巨大な箱が蓋が開いた状態で立ってます」
「さっきの奴らはこの中に入ってるやつの巨大な思念が産んだカスみたいなものだ。この中に居る奴は桁が全然違う!」
それは遠い闇のむこう。高さ、3マイルあって幅1.5マイル。蓋らしきものがずれていて底から強烈な毒気が流れ出しそれらが先の戦闘機との一戦で戦った彼の者になっていくそしてそこらじゅうを埋め尽くして不快な金属音、ギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルギョルとそこらじゅうでこすり合ってひしめき合っている。ずれたその中は驚くほど暗い。
「伊佐さん、伊佐さん、伊佐さん!あれなんです?わけがわからない!こわい!どうすればとまるんですはやくとめて、いやああああああ!」
織花が混乱状態に陥ったので賢治がみぞおちに一発当て身で気絶させ。
他のものもものすごい威圧感、必死に闘気を集中させて押し負けないようにするだけでせいいっぱいだった。
さてこんな巨大なものの中か
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