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戦姫絶唱シンフォギアM〜ほぼ無敵が転生したそうです
34話 過去への贈り物×過去からの使者
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マリア「ッ!」

 紙一重で横に避け、姿勢を低くした伊吹の足払いを後ろに跳んで避けた
 常人なら体を真っ二つにされていたが、F.I.Sで何年も訓練したマリアの実力は伊達ではない
 見たこともない武器で襲いかかってきたこの謎の人物に警戒心を解かずにアームドギアの槍を構えた
 
 伊吹は姿勢を低くしたまま地面を走り出した。左手の手のひらに黒い刀が内側からはみ出ていくように現れ
 光の粒子剣を上に投げて両手で刀の切っ先を下に向けながら持ち、体を右に一回転させた回し蹴りを放ったが
 槍でいとも簡単に防がれて伊吹は後ろに吹き飛んだ

「ありゃりゃ」

 刀を上に投げ、上から落ちてきた一つの拳銃を右手に持ち、刀の柄の部分が開くとマガジンが落ちてきた
 拳銃の空になったマガジン装填部分に落ちてきたマガジンを嵌め込むと、カチャッ、という音が鳴った
 10発入った拳銃の銃口を槍の先っちょに向けて引き金を引いた

 バンッ!バンッバン!

 マリアは持っている槍に振り回されそうになる衝撃に手が痺れ、なんとか耐えたが
 伊吹の飛び蹴りを腹部にくらい、後ろにぶっ飛ばされた
 手足をを乱暴に打ち付けたが、槍を地面に突き刺して勢いを殺して立ち上がった

翼「Imyuteus amenohabaki tron〜♪」

 伊吹の隣に天羽々斬を纏った翼が着地し、その右手に持っているアームドギアの刀を構えた

翼「伊吹か、その姿は?」
「コスプレデス(これはヤバい。なんとか誤魔化さないと)」
翼「ほう、実弾を撃てる拳銃の事は話さないのか?」
「ちょ!それは違u...違わなくないです。ごめんなさい」

 刀の先っちょで仮面をつつかれ、何か黒いオーラを感じた伊吹は謝罪の言葉を口にした
 いや、怖い。OTONAに訓練されたTUBa...ごめんなさい。だからその小刀を俺の影に投げようとしないで下さい
 伊吹がそう念じると、翼が小刀を刀に変形させた

「そんじゃ、気を引き締めて」
翼「いざ」

伊吹・翼「「参る!」」

 そして、彼と彼女達はほぼ無傷で帰ってきた

 #####
 現在

「よし、これで大丈夫だろ」

 そう思っていると、眠たくなってきた
 そういえば、修行してたから24分しか寝ていなかった気がs............

 たった三秒で意識が飛んだ伊吹は、ぺたん、と効果音が付くように自然に後ろに倒れた


 歴史は変わった
 良い方向にも悪い方向にも・・・

 #####

 午前0時

 6時間寝た伊吹はエルフナインに会いに行く事にした(たまたま起きた)
 今からやる事は二つ

 その1
 こっそりエルフナインの寿命を延ばしに行く

 その2
 キ
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