第四十六話 襲撃
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ンバニアの医務室だった。
横を見ると、ティアさんが心配そうに顔を覗き込んでいた。
「すみません。私はどうなったんでしょうか」
「やはり覚えていませんでしたか。ミレイさんは乾杯をしたその時に、意識を失って倒れてしまったんですよ。ピエールさんやジョーさんといったお仲間のモンスターがあなたを運んでくれて、とりあえず意識を失った事以外は特に異常はないという事でしばらく寝かせる事にしたんです」
「ティアさん、ありがとうございました」
ティアさんにお礼を言って、ベッドから立ち上がろうとしたけどまだ少し体がふらついている。
「ミレイさん、パーティはまだ続いていますがここは自分の部屋で休んだ方がいいと思います」
本当はパーティに出たかったけど、一回倒れてしまっているからまたパーティに行って何かあってもアベル達に迷惑がかかるから、ティアさんの言う通りにした。
「わかりました、もしピエールやジョー達に会う事があったら私からのありがとうを伝えておいてください」
「はい、わかりました」
医務室を出て、自分の部屋に向かう。大広間から物音が微かに聞こえてきた。
自分の部屋に戻り、水差しの水を飲んでからベッドに倒れこむ。
少し横のなるだけだったんだけど、少しずつ眠くなってきて気がついたらもう寝ていた。
何かの物音で目がさめた。
最初はなんだろうと思ったけど、それが明らかに普通ではない音という事に気がついた。何かが壊れる音や、誰かの悲鳴がする。
私はタンスにかけてあったグリンガムの鞭を持つと、大広間に向かって走り出した。
お願い、皆無事でいてーー!
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