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とある3人のデート・ア・ライブ
第八章 反転
第5話 ゆっくりと動き出す歯車
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に″わたくし″が中に居ますので結構ですわ」

上条「そうか。行くぞ真那」

真那「了解でいやがります」

上条と真那は門を開けて、駆け足で豪邸の中へと入っていった。



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狂三に言われて士道の学校に向かっている時のことだった。

空を飛んで一直線に向かっていると、突然目の前に人影が現れた。

ノルディックブロンドの長髪が特徴の美少女。だがその少女はCR-ユニットを装備しており、明らかに味方ではない事が分かった。

佐天「……あなたは?」

エレン「エレン・M・メイザース。呼ぶ時はエレンで構いませんよ」

佐天「……そうですか。私の名前はーー」

と、佐天が名乗ろうとした時、割り込むようにエレンが口を挟んだ。

エレン「ーー佐天涙子。学園都市の人間であり無能力者(レベル0)。『演算補助装置』により一時的に大能力者(レベル4)まで引き上げが可能。そして今では識別名〈ヴァルキリー〉とつけられ精霊になった。違いますか?」

佐天「……よくご存知で」

全て正解だった。一文字の狂いも無く、正確に言ってみせた。

佐天は冷や汗が頬を伝うが、ポーカーフェィスを保ち、エレンと対峙する。

エレン「さて、人間から精霊になり下った佐天涙子。貴方の力を試させてもらいます」

佐天「……あんまり戦いたくないですけど」

と、一瞬の光があったかと思うと佐天は霊装していた。

一言で言えば黒。カラスの羽のようなスカートに黒のストッキング、上半身は黒い装甲で覆われていて、手には自分の丈以上の鎌がある。

佐天「そちらがその気なら仕方ありませんね」


刹那、大きな力のぶつかり合いがあった。


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美九への説得を何とか成功した士道は狂三達と一緒に部屋から出てきていた。

そこへ、上条と真那も駆けつける。

真那「兄様!」

士道「真那!?無事だったのか?」

真那「当たり前でいやがります!」

感動の再会を果たし(と言っても数十分前に会ったばかりだが)彼らは門へと向かっていった。

そこで一方通行と合流し、士道はみんなの方を向いた。

士道「皆んな、今から俺は十香を助けに行く」

その言葉に皆は無言で頷く。

士道「そこでどんな強敵が待ち構えているか分からない。でも、それでも来てくれるか?」

その言葉に、一番早く反応したのは意外にも美九だった。

美九「当たり前ですー。あんなにこの私を言葉で説得して耳が腐りそうになるのを必死に堪えて承諾したんですよ?今更怖くて行けませんなんか言ったら今すぐ拘束し、二度と社会に出られない姿にしてあげましたよ」

士道「……そ、そう
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