あら、魔王襲来のお知らせ?
第一話 招待状
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
“階層支配者”(フロアマスター)なり大手コミュニティとで、主催すればいいんじゃないのか?」
「・・・・・・うむ、まぁ、そのなんだ・・・・・・様々な事情が有っての事だが、『幼い権力者を良く思わない連中が居る』と言ったところかの・・・・・・」
「幼い権力者?・・・・・・その次代の頭首は一体おいくつなのですか?」
「おんしらの所のジンを同い年じゃから十一歳かの」
「待て待て白夜叉、他所の跡目争いに巻き込まれるのはゴメンなんだが?」
「まぁ〜それはわからんでもないんじゃが、わしも“階層支配者”(フロアマスター)としての責務があるからの〜そうやすやすと魔王をのさばらせておけんのじゃよ・・・・・・そこでお主ら二人に依頼したいのは今回、開かれる祭典でもしもわしが戦えなくなった時、替りに魔王と戦ってもらいたいんじゃよ」
「はぁ?さっき『ノーネーム』に依頼するとか言ってなかったか?」
「その依頼はあくまでも『魔王打倒を掲げるノーネーム』へするのじゃよ」
「それは・・・・・・今回の依頼でノーネームの実績造りやあの子達に『魔王と戦い』を経験させる・・・・・・という事ですか?」
「そう言うことじゃな、しかし、あやつらはまだまだギフトゲームの経験が少ないうえ、魔王とのゲームともなれば命を落とすやもしれん」
「保険はかけとくに、こした事はないってか」
「そういうことじゃな、こちらでも対策はとってはいるが魔王がどんなゲームを仕掛けてくるかわからん以上、少しでも戦力は確保しておきたいと言うのが本音じゃな、それに古城は『主催者権限』を持っておる、魔王を相手どるのに、これほど頼もしい保険はそうそうないぞ?」
主催者権限とはギフトゲームの『強制召集権』のことで、その本質は、「罪を犯した者を裁くための試練」「信仰心を裏付けするための試練」「新しい進化を迎えるための試練」であり、こういった善性の試練を世界に与えるための、『神々の恩恵すら超える最強の強制執行権』というのが本来の姿である。
最も試練そのものである最古の魔王たちを倒すことは物的には不可能だが、『主催者権限』によりゲーム盤が召喚された場合はゲームがクリアされるまで外に出ることはできない、それを利用し魔王を封じ込むことも可能な為、白夜叉は古城という戦力を万が一の保険として確保しておきたかったのである。
「分かりました、古城さん、このお話、引き受けましょう」
「まぁ〜ウチのためにもなるし、仕方がないか・・・・・・」
「色々とすまないな・・・・・・火龍誕生祭での宿泊に関してはこちらで面倒を見るとして、他の報酬はどうしたものか・・・・・・」
「それなのですが、火龍誕生祭で実際に魔王が来たとして、保険である私達
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ