第3章 リーザス陥落
第53話 ヒララ合金を求めて
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ンスはお気楽だからなのか、ミリたちなら大丈夫と思っているのか判らないが……、ここまでいつも通りの自分を貫けるのは流石だろうか。
「ふん。判ったわよ」
志津香はため息を1つしながらユーリの傍へと向かった。
「ふん、志津香のヤツめ、照れてるのだな? がはは、可愛いところもあるではないか」
「シィルちゃん。早く行くわよ? ああ、ちょっと私にもヒーリングを頼めるかしら?」
「あ、はい。判りました」
志津香は、シィルを呼んでヒーリングをして貰った。ランスはというと……。
「照れ隠し、照れ隠し、がははは! ……ってコラっ!! 魔法を解かないか!! 動けんではないか!!」
ランスの叫びが坑道内に木霊するが……。なかなか戻ってこない。
「えぇい!! さっさと解けっ!!」
2度、3度、と叫んだ所で、『五月蝿い』と言う理由で志津香が魔法を解いた。勿論……ランスはシィルにお仕置きをするのだった。
そして更に奥に行くと……。
「てりゃーー!! ですかねーー!!」
「ちっ……、次から次へと! このゴキブリちゃそばがっ!!」
「このぉっ!」
聞き覚えのある声が響いてきたのだ。その声がする方へと向かっていくと、そこでは3人の女性がいた。
「ミリ、トマト!」
「ん? この声は……」
「おおーー! ユーリさんですかねー! トマトが間違える訳ないですよ〜! これは百人力ですよねー!!」
2人はこっちに気づいた様で、振り向いた。まだまだ、ちゃそばが多くいると言うのに。と言うより、迷惑な事に、引き連れてきてくれている。
「煉獄・斬光閃」
とりあえず追いかけてくる モンスター達に、ユーリの放った飛ぶ斬撃、《斬光閃》が3~4匹のちゃそばの身体を、それぞれ2つに分けた。
「声をかけたのは間違いだったな。悪い」
肩に剣を担ぎながらそういうユーリ。
「いや、良いさ。相変わらず凄い腕だな? 助かるぜ」
「よっしゃー! このまま一網打尽ですかねー!」
トマトは更にやる気を出して、攻撃。その後にはユーリの斬撃に続いて、かなみのくない、そして志津香とシィルの炎が飛んできた。
「当たれっ! やぁっ!!」
「火爆破!」
「えいっ 炎の矢っ!」
ちゃそば達はくないで頭を貫かれ、そして焼かれ、絶命していく。
「おお! 志津香さんに、かなみさん! そして、シィルさんまで! 嬉しいですよー!」
「おいコラ、不感症娘、オレ様もいるんだぞ!」
「ああー、本当でしたかねー?」
「そこだけ、《?》を付けるんじゃない!」
「遊ぶ前に手を動かせって」
ランスも文句を言いつつも、剣を止める事は無かった。それだけの多さなのだ。これならば、ちゃそばクイ
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