第3章 リーザス陥落
第53話 ヒララ合金を求めて
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から……。
その後は、かなみがこれまでの事を説明。(ユーリだと訊いてくれなさそうだから……)
ランスのやる気を出させるのにはこれが一番最適だと言う事を掻い摘むのではなく、一から十まで隅々まで説明をしたのだ。その間、3,4度程は足に痛みが伴ったが何とか納得してくれた志津香。
『何でムキになるんだよ……』
と、ユーリはいつも通りの超鈍感ぶりを、デリカシーの無い言葉を言ってしまい、それを聞いた志津香は。
『友人の2人をランスやあんたの毒牙にかけない為よっっ!』
と力いっぱい力説していた。ユーリは、苦笑いをつつ、納得し……、かなみはそこまで強く嫉妬出来ないから、あの押しの強さが羨ましい事と、そして何より勘違いした時の可愛さを見て笑っていた。
「おいコラ! 遅いではないか! サボるな!」
「ああ、悪い悪い……ちょっと色々あってな?」
ユーリはややげんなりしつつランスに謝っていた。大概はランスの方が理不尽な事を言うのだが、今回は遅いのが正しい為謝罪をする。……珍しい光景である
「ふ、ふんっ……!」
「あはは……」
志津香は、まだ赤くなって怒ってる様なので、皆を直視しないようにしていた、そんな志津香を見てかなみは笑っているのだった。
「さて、トロッコは丁度2つ連結されてるな。帰りの人数を考えたら、速度は落ちたとしても2つとも動かした方が良さそうだ」
「ぐふふ、よし、このトロッコに乗り込んでずばずばと進むぞ? さぁ〜、女3人はオレ様の前に来るのだ」
「イヤ!」
「ぜぇったい!!」
志津香とかなみは勿論完全拒否。
「あ、ランス様、私は乗りますよ?」
「やれやれ、シィルちゃんランス、オレ……で、後ろはかなみと志津香で文句ないだろ?」
「ぐぬぬぬ……、この意地っ張りめ」
「なんで あんたと一緒にそんな狭い場所にいなきゃいけないのよ」
「そうよっ! どうせ、揺れに乗じて色々としてくるんでしょ!!」
「がははは、そんな筈ないじゃないか」
間違いなくそのつもりだった様だが……、ランスは全くそういう気配は出さずにそう言っていた。ここまで清々しく偽るのは、ある意味演技力がずば抜けてる?とも思える。主にエロ要素だけだと思えるけど。
そして、トロッコに乗り込む一行。
「ひゃんっ! ら、ランス様ぁ……」
「がははは、揺れなのだから仕方がないじゃあないか!」
ランスはシィルでとりあえず満足をしているようだ。
「はぁ……昨日は滅茶苦茶ヤったって言ってたのに、どれだけ盛んなんだよ……」
「がははは、超英雄のオレ様をそんじょそこらのダメ男と一緒にするんじゃあない。がはは。いつでも発射可能! 常に備えておく事こそ、それが男の甲斐性と言うものだ」
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