第3章 リーザス陥落
第53話 ヒララ合金を求めて
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ルトだ!」
「誰が認めると言ったのだ? そんなホラはどうでもいいから、教えろ。ここに、ミリとトマトと言う女たちが来なかったか? エロい鎧を来た2人組だ。ビキニアーマーの不感症娘と金ピカ鎧のエロ娘だ」
ランスがそう聞くと、ラインハルトは何やら思い出した様で、ニヤリと笑っていた。
「あーああ、知ってるぜ? 確かに2人組がきたな。なんでも、ヒララ合金を取りに来たんだけど、怪物が邪魔してるらしいから倒してやるって。なかなかの女たちだったな。抱いてみてぇ」
「馬鹿言うな! オレ様の女を抱くなぞ、言語道断だぞ!!」
「言うくらいいいじゃねえか」
「話を戻せってランス。それで、ミリとトマトはどっちに行ったんだ?」
「ああ、あの2人なら、奥のトロッコに乗って言ったよ。その先が第8だ。そこに行ったきりだ。もう死んでるんじゃないか?あ〜あ、もったいねえ」
「……最低」
志津香は、安易にそんな事を言うラインハルトに侮蔑の表情を向けていた。
ラインハルトはそう言うと、志津香の視線や言葉には気づかずに、若干表情を落としていた。どうやら、抱いてみたいと言っていたからだろう。
「一応止めたんだけどな〜、あんな若い身空で無駄死になんて、もったいねえよ。実に……私と共に気持ちいいこ“ズバンっ!!”っっ!!!!」
最後まで言うことはない。
ラインハルトの後ろの壁、頭一個分上に真一文字に斬り込みが入っていたのだ
「……あまり、口を開かない事だ。彼女達はオレ達の仲間だ。……それ以上の侮辱は許さん」
「ひぃっ!?!?」
剣を抜いたようには見えなかった。
ただ、鞘に手を添えているだけ、初動が全く見えなかった、気づいたら後ろが斬られていたんだ。ありえない恐怖に襲われたラインハルトは、即座に頭を下げる。
「も、申し訳ありませんっ!! あ、あの……この先二手に分かれてる道の右手側その先がD層に続くトロッコが配置されてますっ!!!」
「ん。情報提供を感謝する。……死にたくなかったら、仲間達を連れて町にでも引き返してろ。ここにそいつらが来ないっていう保証は無い。命あっての物種と言うだろ? それとも 命よりも金が大切なのか?」
「い、いえっ! は、はいっそうさせてもらいます……!!」
そう言うと、スタコラと逃げる様に出て行った。
ユーリはその後ろ姿を少しだけ眺めた。
この感じは、以前マルグリッドで遭遇したあの3人組によく似ている。
「ふん。オレ様なら、ずばーーっと斬ってやったと言うのに。逃がすんじゃない」
「馬鹿言うなって。そのくらいで殺すな。まぁ、あまりオレも一言いえないがな。もう少しで斬るところだったから」
ユーリは苦笑いをしていた。正直、ミリ達の事をああも言われて頭に来たのは事実だが、そ
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