第3章 リーザス陥落
第53話 ヒララ合金を求めて
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斬られてるぞ。手を出さなくて正解だ」
「う、うるさい!」
何やら男は慌てていた様だ。
……恐らくは後一歩まではヤろうとしたんだけど……嫌な予感がして止めたのだろう。危険地帯で働く男にはそれなりに危機回避能力がある様だ。
「ところで、お前は何をしてるんだ? 鉱山でトラブルがあった、と聞いていたが」
「ふん、オレはスートンサンドムーバァーだ。それをしているに決まってるだろう?」
「………」
これ以上話をしていても時間の無駄だろう。有益な情報も得られるとも思えなかった。
「すーとん……え?」
「はぁ……土石運搬の事よ」
かなみは言っている言葉を理解できなくて、志津香はユーリと同じの様だ。意味を一応教えてあげて……、それでいてため息を吐いていた。
そして、その自称? ミッチェルと別れて……、暫く進むと、《ミカエル》やら《アントニー》やら……、所謂外見と名前が一致していない土木屋達と出会って、意味のないやりとりをしていた。
「はぁ……、何だかどっと疲れました」
「気持ちは判るさ。兎に角先に進もう。話によればD層で何かがあったらしいからな。……正確な場所を知らんのがどうかと思うがな」
「そうよね……。全く同じ仲間の筈でしょう」
そう……Dとから判るように、複数の発掘現場があり、それぞれの場所に配属をされている様だ。つまり、自分が所属している場所しか知らないし、興味も無いと言う事で……。でも、モンスターが現れた事は判ったらしい。
「さて、奥へ行ってみよう。……ミリ達が入って行ってるのは間違いないみたいだし」
ユーリの一言で、とりあえ皆は奥へと脚を進めた。更に奥に進んだところで聞き覚えのある声が聞こえてきたのだ。
「がははは! ラインハルトだと? 何でココのむさ苦しい男共は面と名前が一致しておらんのだ? と言うか、似たような名前の変態がいた記憶があるなぁ!」
「ら、ランス様ぁ……」
「やかましいわ!!!」
とのやり取りだ。
誰が奥にいるのかは最早言うまでもないだろう。
「ほら、無事だろ?」
「……まあ そうね」
「はぁ……、相変わらず声も態度もでかい。……(ここの人の名前に関しては……私たちも色々言っちゃってる気がするけど)」
3人とも判った様だ。
志津香は、どうやら会いたくなかったと言った様子で、ため息をしていて、かなみはと言うとユーリ以外の2人はランスに負けないくらい?は突っ込んでしまっていたのだから、少し複雑な気分だったようだ。
そして、奥へと進むと、間違いなくランス達がいた。
どうやら、そこにいた|おっさん(ラインハルト?)を虐めてる?様だ。
「相変わらず、逆なでするのが得意なんだな? ランスは……」
ユー
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