第3章 リーザス陥落
第53話 ヒララ合金を求めて
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「……やっぱ、気づいちまったか。ったくよぉ、……アイツは、こう言う事に関しては鋭いな、やっぱり。その鋭さを、あのコらに向けてやれないのかねぇ」
ミリはユーリの背中を見ながらつぶやく。
その鋭さの1%でも、他の想ってる女達に向けたらいいのに……っと本気で思ったのだ。
「へ、それに オレはユーリともヤってみたいんだ。……それが最難関だし、何よりも一番燃える。勝負してみてぇし。……それまでは死ねないね」
ミリはそう言い笑うと、少し離れた集団へと戻っていった。
「おい、ミリ。カーナは お前の事ならなんでも聞くんだってな?」
「ん?? ああ、まーな? 可愛がってやる代わりに、ってヤツだ」
戻ったところでランスにそう聞かれた。どうやら、ランスはカーナに色々と聞いたようだ。そこで、物は試しだと言う事である事を頼む様だ。……何を頼むのかは火を見るより明らかだが。
「がはは、オレとミリの仲じゃないか。ちょっとだけ、カーナとやらせてくれ」
「そりゃ、聞けない相談だ。カーナの奴は処女。愛するコーンにやるんだって言ってたからな。オレだってさわるだけなんだぜ?」
「ケチケチするんじゃあない!」
「ダメだったら、オレもカーナに嫌われたくないからな。やりたかったら自分で口説きな。ま、無理だろうがな?」
ランスとミリの会話は思いのほかでかい。さっき、ユーリと話していた大きさとは天と地の差だ。
「アホな話してないで。さっさと行くぞ……」
「全く……、ミリ! あんたも少しは自重しなさいよ」
「……ミリさんが、ほんとにランスの様に見えてきた……。トマトさんが言うように……」
「両刀使いとは流石ですかねー、トマトは魅力で積極的なミリさんだけはリスペクトするですよー?」
「あぅぅ……///」
「(ミリさん……断ってくれてありがとう……)」
其々の呟きがあり……そして、ミリは一頻りそれを見てニヤリとすると。
「あー、でもユーリとだったら構わないぞ? 勿論、条件はオレも入れて3Pでするなら、だ。それなら全然OKだ。それだったらカーナに直談判してやろう!」
腰に手を当てて堂々とそう言うミリ。
恐らくは深刻であろう、身体の状態を吹き飛ばすかのように明るく振舞う彼女だった。ユーリはやや苦笑いしていた所だったが、ユーリの隣にいる彼女達はそうはいかなかった。軽く受け流すなんて 器用な真似ができる筈もなく。
「なんでそうなるのよっ!!!」
「だだ、ダメですっ! そんなのっ、そんなのダメですぅっっ!!」
「とと、トマトもそれだけはダメですかねっ!!?」
志津香とかなみのダブル制裁を食らってしまったユーリ。トマトは、それには加わらず、剣をぶんぶんと振って否定をしていた。
そんな光景を
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