ブラッド隊隊長
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
質問してみますね」
「は、はい。どうぞ」
「グレム局長はユノさん派?シプレ派?」
「ユノさん派ですね」
「ハルさんと共にこなした長期間作戦の名前は?」
「聖なる探索」
「フランさんのフルネームは?」
「フラン・フランソワ・フランチェスカ・ド・ブルゴーニュ」
「棚のブラッド日誌の後ろに隠してあるものは?」
「え…と、ぷ、ぷぅさんのぬいぐるみ…」←二人とも可愛いもの好き
「ジュリウスは?」
「バナナ」
「ピクニック」
「「カレー元隊長」」(ロミオと考えたジュリウスのあだ名)
なんてことだ…!全問正解だ!まさかぷぅさんのことも知っているなんて!
もしかしたら、いや、まさかそんなことがあるわけ…だけど……
別の世界線の俺…?
いやない。それはない。俺は男で神裂さんは女の子。これは揺るがない絶対の相違点で……
!!
そこであることに気づいた俺。
男女の違い…それは例えば服。窓際のタンスの下から三番目には服が入っている。
確認するか?いや!女性のものが入っているかもしれないんだ。そんな失礼なことは…
チラリと神裂さんの方を見る。
ブラッド日誌の退けてぷぅさんのぬいぐるみの安否を確認していた。
今なら……
魔がさした。
俺は素早くタンスの引き出しを引き、確認する。
「あ!良かった!俺のだ!」
タンスに入っていたものは、黒いを基調とした男ものの服。どうやらタンスは俺の世界線の物らしい。俺は一着手に取ると、タンスから引き出す。
「な、何があったんです?」
「いやぁ!タンスん中どうなってんのかなぁって確認したら俺の服ばっかりでした!ほら!」
俺はなんか嬉しい気持ちで自慢の一着を神裂さんにつき出す。
同時に、白い布のようなものが落ちた気がした
パサァ
「………」
「ん?何か落ち……」
俺は絶望した。白い布は……これは…紛れもなく………!
「な、ななな…そ、それ、は……」
「女性ものの…下g「ごめんなさぁぁああああああい!!!!!」ええッ!?」
神裂さんは勢いよく扉を開けると、神速種の如く走り去った。
「謝るのは…俺なんだけど……」
男として最低なことをしてしまった。女性のかもしれないタンスを覗いただけでなく、そこから出てきた本人の下着を見せつけるなんて……
「終わった……」
明日には下着泥棒とか覗き魔だとか、そんな噂が極東中を駆け抜けるだろう。
いっそアラガミに喰われたい……本気で思った。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ