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旱魃
2部分:第二章
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「何かあったようだが」
「実はだな」
 彼はそれを受けて彼にとっては昨夜のことを話しはじめた。それは同僚達にとってはよく聞く話であるがそれでも信じられないことではあった。
「ふむ、娘がか」
「しかも起きたら墓場か」
「これはあやかしであろうな」
 ことの一部始終を話したうえであらためて同僚達に述べるのであった。
「わしはそう思うのだが」
「間違いあるまい」
「それはな」
 同僚達もそれを聞いて頷く。彼等もそうとしか思えなかったのである。
「墓場か」
「場所がわかれば容易い」 
 墓場である。そこにいるとわかれば彼等も調べることが可能だった。それで左衛門に対して言うのであった。

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