暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
新たな貸出兵!?
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りますのでこれで。おやすみなさい李悠、響さん」

「おやすみ〜暗闇」

「Спокойной ночи(おやすみ)」

兄貴に今回の資材確保について報告する為司令官室に向う。全く…李悠の奴は…。またあの記憶が蘇ってきたのか?取り敢えず未浪の無線にメッセージを残しておかなきゃな



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side change-響

「はぁ〜暖かい〜」

「…私はそんなに体温は高くない…逆に少し低いくらいだと思うが?」

「ううん、そんなこと無いよ…凄く暖かくて柔らかい」

「そ、そうなのかい?自分ではわからないな…」

右側に設置された二段ベッドの一段目に貸出兵‐副部隊長の李悠と一緒に横になるといきなり腰辺りに腕が回され体を密着してきた。いきなりのことに体がびくりと反応してしまう。これは流石に恥ずかしい…

「そんなに緊張しなくていいよ〜別に何かする訳じゃないからね」

「な、何かって…(男女が同じベットですることといったら…)」

「あれ?さっきより暖かくなった?響ちゃん何想像したの〜?」

「せ、詮索はよして欲しい…」

想像してしまったが最後全身が熱を持ったのが分かった。体を密着させている李悠も私の体温が変わったのを不思議に思ったのか詮索してきたがそれを言うのは流石に恥ずかしいので詮索を拒否する。

「ん〜なら詮索はしないよ。でも…」

「ふぇ!?」

「その想像を行動に移すのはいいよね?」

「な、何するつもりだい?」

「ふふ、分かってるくせに…」

いきなり仰向けにされたかと思うと覆い被さるようにして私を見下ろしている李悠がにこやかな笑みを浮かべていた。起き上がろうにも顔の横に両手を突かれ身動きも取れない。これは本格的に不味いかもしれない…

「ちょっちょっと待って」

「ふふ、ヤダよ〜。はい、ドーン」

「…へ?」

私の静止を無視して距離を縮めてくる。顔の距離はもう三十pもない。これはもうあきらめた方がいいね。もう好きにしてくれと思い目を閉じだ瞬間、ギシッとベットが軋み私の体に重みが加わった。何が起きたのかと思い、閉じていた目を開け辺りを見渡すと李悠が私を押し倒すようにベットに倒れ込んで来ていた。

「…び、吃驚するからこういうことはやめて欲しい…」

たっぷり十秒ほど瞬きを繰り返し、溜息交じりに呟く。色々と覚悟した私の時間を返してほしいものだ

「わかったもうしないよ。…それにしてもこの匂い何だか凄い懐かしくて落ち着く〜」

「(擽ったいし恥ずかしい。…煙草の匂いがする)」

スンスンと襟足辺りの顔を埋める李悠の息がうなじにかかりむず痒さと恥ずかしさ
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