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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第199話 真名
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でも思ってしまうのだ。
「……幼稚だって事だ。どっちも似たような
そんな
(
・・・
)
名前を付けるんだからな。死神、赤羊もステルベンも」
リュウキは、呆れた様な声を上げていた。
その事に、シノンは勿論だが、キリトも声を上げた。
「ん? ステルベンの方は判るが、赤羊の方はよく判らないな。……そっちも判るのか? リュウキ」
リュウキの説明を訊いて、相変わらず 物知り、と言うより移動式図書館端末か? と思えてしまうキリト。或いは 知識の宝庫か。 赤羊に関しては 存在こそはしないものの、日本語だから と言う事で判る事は判るのだが、リュウキが
言っている
(
・・・・・
)
意味はイマイチ判らなかった。
「…………」
リュウキは、軽くため息を吐いた後、応えた。
赤羊の意味。自分が考えている 恐らく間違いないだろうと思えるその真意を。
それを訊いた2人は、再び 身震いを起こし、改めて嫌悪をするのは言うまでもない事だった。
〜ALO〜
固唾を飲んで見守る面々がいた。いつもの会話らしい会話は全くと言っていいほど、起こらない。いつもだったら、
ただのゲーム
(
・・・・・
)
であったなら、今頃は、談笑しながら 2人の事を応援していただろう。
リュウキやキリトの頂上決戦。
銃の世界
(
GGO
)
だから、そこまでいくかは判らないけど、あの2人だったら、行くだろう、とまた談笑して……、彼らを想ってるコ達が、其々を応援して, アスナやレイナがやや嫉妬をしてしまう。そして、ユイは両方を笑顔で応援している。
その、筈だったんだ。
あの人
(
・・・
)
を呼びに行く、と飛び出していったアスナは戻ってきていた。
アスナもレイナも、胸の奥ではどこまでもふくれあがろうとする不安感と戦っていた。そして、ただじっとその時を待ち続けたんだ。
イグドラシル・シティの部屋から、一度現実世界の《ダイシー・カフェ》2階にログアウトし、携帯端末で、あの人を呼び出したのが、今から3分前の事。
とんぼ返りしたその時に見たのは、レイナの不安そうな顔。……今回ばかりは自分は何も、……励ましの何も言葉が見つけられなかった。
「2人とも、ちょっと落ち着きなよ。……って言っても、無駄だよね」
1秒1秒が、先ほどの倍以上にも感じられる中、ソファーの隣に座るリズベットがそう言葉をかけてくれた。だからこそ、漸く言葉を発する事が出来たのだ。……小さく、だけれど。
「……うん。ごめんね。でも やっぱり 嫌な予感がするのよ」
「私も……同じ。だって、だって……」
レイナは顔を暗くさせた。
「リュウキ君、何も言わなかったよ。…
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