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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第2話 赤き龍の力 ガララワニを捕獲しろ!
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「先輩、速く逃げま…」
「なあ小猫ちゃん、ガララワニって推定150歳は生きるみたいだぜ、長生きすればするほど強さは増して行く。だがコイツはそれ以上だ、おそらく倍の300歳は生きている、それって肉が熟成されてるってことだよな?」
「何を言って……!?」
私が先輩に振り返るとそこには先ほどまでの先輩はいなかった、目がまるで捕食者のように血走っていた。
「小猫ちゃん、何処かに隠れていな…ここからは俺の喧嘩だ!」
私は直にその場から離れる。
「ガァァァァ!!」
ガララワニが跳んだ、その巨体からは想像もつかないような速さで先輩に迫っていく。
「おらぁッ!!」
先輩はガララワニの噛み付きを避けて尻尾を掴みガララワニを振り回し投げ飛ばす、ガララワニは体勢を直し地面に着地した。その時の衝撃で大きな砂埃が辺りに広がった。
「ガァァァァ!」
砂煙の中からガララワニが先輩に飛び掛った、先輩はガララワニの連続して繰り出される噛みつきをかわしてガララワニを殴り飛ばした。でもガララワニには然程効いてない様で逆にガララワニの尻尾を喰らい吹き飛んだ。
ドガァァァァァンン!!
「先輩!」
私が声をかけると先輩はゆっくりと立ち上がってきた、でもどうしてガララワニはあんな視界の悪い砂煙の中であんなに正確に攻撃できるの…?
「ちっ、意外とやるなあ……ん?これはバロンヒル!」
先輩の腕に何匹ものバロンヒルがくっ付いていた。一体どこから…
「グガァァァァ……」
「ひッ……!」
ガララワニが口を開けるとそこには大量のバロンヒルが蠢いていた。
「ガララワニはバロンヒルを飼っていたのか、得物の血を吸わせ血の匂いを嗅ぎ捕食する、血の匂いに反応して瞬時に攻撃してくる訳か、コイツは長引くとやっかいだな……使うしかねえか、『アイツ』を!」
先輩はガララワニの前に立ち塞がる。
「ガララワニ……その硬い鱗、鋭い爪、強靭な牙、そして三tはあるだろう顎の力…まさにバロン諸島の王者に相応しいその風貌……お前に敬意を払い、お前に見せよう、赤き龍の力を……来い、『ドライグ』!!!」
イッセー先輩の左腕が赤く輝きだす…何が起こるの…?
『俺を呼ぶとは…それほどの相手なのか?』
「ああ、久しぶりにお前の力を借りるぜ、ドライグ!」
先輩の左腕にはいつの間にか赤い籠手が装着されていた…ドライグってそんなまさか…あれは…
「赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)…!」
「グガァァァ!!」
ガララワニは今までで一番の速度で先輩に向かっていく、先輩は左腕を大きく頭上
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