暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第2話 赤き龍の力 ガララワニを捕獲しろ!
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「ちょっと待ってろ」


 先輩は近くにあったマングローブの木から葉を取り握り締める、すると葉から水が出てそれがヒルに当たるとヒルがポロッと取れた。


「ヒルは塩が苦手なんだ、マングローブの木は海水を吸い上げてるから葉には塩があるって訳だ」


 へえ〜、知らなかった、先輩って意外と博識なんですね。


「でもヒルなんているんですね」
「このバロン諸島には約20万という種類の生き物が生息しているんだ」
「凄い数ですね…」
「流石にこう多いと何が生息してるかも覚えにくくてな…!?ッ小猫ちゃん!」
「キャッ!」


 突然先輩に抱え上げられました…先輩何を…って何ですかあれは?私の目の前には鋭い牙と爪を持つ猛獣がいました。


「バロンタイガー…捕獲レベル3の猛獣か。気配を消して小猫ちゃんに襲い掛かったが相手が悪かったな」


 あ、危うくあの猛獣の餌になるところだったの…!?


 バロンタイガーはうなり声を上げながら私たちを威嚇する。


「何だ、お前…俺と遊びたいのか…?」
「!?」


 バッ…


 あれ、バロンタイガーが逃げていく…どうして…?


「小猫ちゃん、大丈夫か?」
「あ、はい、私は大丈夫です、でも、その…」
「何だ、何処か怪我したのか?」
「その…胸に…当たってます、先輩の手が…」


 今私はイッセー先輩に後ろから抱きかかえられている状態なんですが、イッセー先輩の右手がダイレクトに胸に触れてて…あう…


「なッ!?すまねえ小猫ちゃん、直に離すから!」


 珍しく動揺したイッセー先輩が私を地面に降ろした、そして何とも言えない空気になる…うう、気まずいです…


「あ〜…ゴホンッ!しかしおかしいな、バロンタイガーがこんな所にいるなんて…」


 イッセー先輩が無理やり話題を変える、まあ今はありがたいですが…


「何がおかしいんですか?」
「バロンタイガーはバロン諸島の奥にあるバロン湿原に生息しているんだ。だからこんな入り口近くにはいないはずだ。さっきのフライデーモンキーもそうだ、一生を洞窟で過ごすあいつらがあんな岩礁にいることは無い。何か強大な存在に生きる場所を追われたとしか考えられない」
「それって…」
「小猫ちゃん、気を抜くなよ、どうやら今回の依頼、相当やばそうだ…もしかしたら『コイツ』を使うことになるかも知れないな」


 先輩はそういって自分の左腕をジッと見ていた。



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「よ〜し、ヘビガエルの丸焼き一著上がりっと」


 辺りはすっかり暗くなり私たちは夕食を食べていた、焼いているのはヘビガエルという捕獲レベ
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