6話 太陽side
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なぜか、結構僕は今、上機嫌なことに気づいた。
普段なら、サッカーしに抜け出して、渋々戻っても余計サッカーがしたくなってもう一回抜け出そうかとか思うのに、そんな気はおきない。
あぁ…そっか、久しぶりに風間さんの照れた顔が見れたからだ。
ここ最近の風間さんは、大好きなサッカーの話をしていてもどことなくさみしそうな顔をしていたから、何か、うん、はっきり言うとね、
照れた風間さん、可愛かった。
本人の前で言うとさっきみたいに殴られるけど。
彼女が、僕の前で望みを言うことは無くなってしまった。
少し寂しい、けど、昔からクールだけど照れ屋で、ホントはすごい優しいところは変わらない。いつか、僕が風間さんの望みを叶える。それが夢だ。
窓際にこっそり飾ってある写真を眺める。
俺が4歳で、風間さんが5歳の時に一緒に撮った写真。
風間さんと俺が初めてあったその日に撮った写真。
俺はテンションが高くてピースをしているが、風間さんは目つきが悪くて不機嫌だ。
それもそうだろう。
この日、風間さんは脱走に失敗してものすごく怒っていたのだから。
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