今更思うけど電車男のスレ住民は真面目に優しいよね
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にアッパーを叩き込み、浮き上がった足を掴んで地面に叩きつける。
「エクセレス・ザケルガ!!」
叩きつけた状態からそのままエクセレス・ザケルガを打ち込んで地中に埋める。這い上がってくるまでの間に体の調子を確かめる。右の拳が骨折、左足の腱が切れている。さすがにシンの力に体がついてこないか。もう少しナグル系を使い込んでいけば体に慣れるだろうな。穴から飛び出してきたクリアはどこからか巨大な槍を持ってきており、それを空高くから投げてくる。
「ベルド・グラビレイ!!」
右手を軽く振り、そこから少し離れた位置に重力で出来た帯が現れ、斥力で原子からバラバラにして弾く。剣の脆さに呆れながら、空高く飛んでくれたことに感謝する。こいつは距離がないと危険だからな。
「ニュー・ボルツ・マ・グラビレイ!!」
マイクロブラックホールを発生させるこの術に耐えられる者は少ない。押し潰されていくクリアが完全に消滅するまで見守る。完全に消滅したのを確認してから術を解除する。それと同時に世界が崩れ始める。悪夢が終わり、世界が閉じる。だが、その前にもう一つだけやることがある。素早くイッセーの元へと移動する。
「イッセー、君には力がある。赤龍帝の籠手は、神をも殺せる力を君に与えてくれる。だがそれだけだ。龍は争いを引き込む存在だ。君は一生、争いに巻き込まれる運命と言ってもいい。恐ろしいかもしれない。だが、安心しろ。オレが全てを粉砕してやる。だから、オレが駆けつけれるまで諦めるな。オレが守ってやる」
そう言ってもう一度頭を撫でてやる。ここらが限界だな。夢渡りで上の層へと一緒に移動してから術を解除する。それにしても夢の中とはいえそこそこ全力を出せて楽しかったな。夢か。少し研究してみるか?
sideout
side 一誠
夜中にふと目が覚める。誰かが傍にいたのか、椅子がベッドの隣に置かれていた。喉の渇きを感じて、何かを飲もうと部屋から出る。リビングの隣に設置されている冷蔵庫を開けて中から水を取り出す。それが聞こえたのはたまたまだった。ペットボトルの水を飲み、息を吐き出した後の一瞬の静寂に、何かを置く音が聞こえた。聞こえたのは1階からで、こんな時間に誰がと思い、ゆっくりと階段を降りる。そこには大きな氷を包丁で削って彫刻を行っているゼオンがいた。迷いなく削っているのに綺麗に東洋の龍の形が姿を現していく。時間にして5分も経っていないだろう。それなのに氷で出来た龍が完成していた。
「ふぅ〜、研ぎが甘かったか」
そう言ってゼオンは氷を砕いてしまった。
「あっ」
「うん?イッセーか、どうしたんだ、こんな時間に」
「ちょっと喉が渇いて目が覚めて、そうしたら物音が聞こえたから」
「そうか。それ
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