少女との出会い
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化する」のでもう今日は宿に泊まって明朝出発することにしました。
(・・・ったく、なんて安心した顔して寝てんだか。俺も寝るか)
彼女の寝顔を見て多少心配した俺だが、時間的に遅くなったので宿の一角にあった椅子に腰かけて寝ることにした。
明朝、ホルンカ村まで俺とユーリは暫定的にパーティーを組み一旦、黒鉄宮に設置された生命の碑を確認しに行った。
理由は、簡単だ。俺は、キリトやクラインの生存確認。ユーリは、友人の生存確認だ。
(・・・どっちも、生きてるか。ユーリの方もだいじょー・・・ユーリ?)
「・・・・・・メイ君、死んじゃったよ。ランさん」
「っ!?」
彼女の指先を見ると”may"と書かれた部分に横線が引かれ、死因:MPKによるHP全損と表記されていた。そして、次の瞬間彼女は、黒鉄宮を飛び出そうとしたが俺は彼女の腕を掴んで引き留めた。
「お前、自分の武器はなんだ?メイってやつの武器は?」
「・・・えっ?私は、片手剣・・・メイ君は、短刀ですけど・・・」
彼女の言葉を聞いて俺は確信した。そうホルンカ村には、β時代”アニールブレード”という剣を報酬でもらえるクエストがあった。
「メイって、やつはお前の代わりにアニールブレードを取りに行ったんだ。お前を置いていったんじゃない!!少しでも、生き残る可能性を上げたかったんだ」
(でも、それで死んでちゃ意味ねぇだろうよ手前。友人1人残して勝手に逝きやがって)
「だから、ユーリお前はメイの分まで生きろ!それでも駄目なら俺が護ってやる。だから、生きろ!」
そう言って、俺は彼女を抱きしめた。
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