少女との出会い
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デスゲームへと変わった後、俺はキリトやクラインと別れ混乱真っ只中のはじまりの街中央広場であるプレイヤーを探していた。顔が現実のものに変わってしまったとはいえそのプレイヤーは、βテスト時代からある特徴があった。
顔に3本の髭が書かれているのである。その髭は、体術スキル習得の際スキルを習得するまで顔から消えないようNPCによって描かれるがそのプレイヤーは、スキル取得を断念しその髭が残ったままなのであったがそれが2つ名の由来になった。
(βテスト時代のキャラデータをコンバートしているなら顔のペイントも残っているはずだ・・・多分。それに、アイツは俺やキリトのことを知っているから大体行動は推測できる。)
俺は、雑踏を強行突破し広場の外周部に出ると同時に肩を叩かれた。顔を、向けるが人物は見えないがその特徴的なフードが視界に入った。
「やー、ラー坊。キー坊ならさっき街を出てったみたいだゾ、追わなくていいのカ?」
「・・・取り敢えず、俺はキリトみたく強くないしな。デスゲームで、ソロするほど神経も太くねぇー」
俺が探していたプレイヤーは、アルゴ通称”鼠のアルゴ”と呼ばれるSAOβ時代からの情報屋プレイヤーで俺も度々世話になった。
「大方、大半のβプレイヤーは次の村に行っただろうしな。俺は、フィールドに出たプレイヤーを助けに行ってみるさ夜になったらヤバイからな」
アルゴに背を向け俺は、街の門を目指して歩き出した。
「ホントに、普通のβプレイヤーと違うネ。自分本位より他人本位カ。フフッ、面白いね」
そんな彼女のつぶやきは彼に聞こえることなく雑踏の音に飲まれ消えた。
ユーリside
私は、友人とパーティーを組んでこのSAOに参加した。友人は、βプレイヤーでさっさと次の村へ向かい私は置いてけぼりにされてしまい路頭に迷っていた。
「おい、アンタそんなとこに座り込んでどーした?」
物思いに耽り座っていた私に声をかけてきたプレイヤーがいたようだ。顔を上げるとそこには黒紅のジャケットを身に着け腰に剣を吊った男性プレイヤーがいた。
「・・・どーした?俺の顔になんかついてるか」
「いえ、・・・突然話しかけられたので、ビックリしただけです」
「で、どーしてこんなとこにいるわけ?」
「・・・実は―」
「なるほど、友達に置いて行かれたと・・・で、アンタは友達と合流したいけど自分一人じゃ隣村に行く自信がないと」
私は、男性プレイヤー”ランさん”にいままでの経緯を全て話しました。彼は、事実確認をするように私に尋ねました。
「で、君は友達と合流したい?」
「・・・はい」
私は、意を決して首を縦に振りました。
「分かった。でも、もう日が暮れるから友達を追うのは明日だ」
ランさんは、追うのは明日と言いました彼曰く「夜は、Mobが活性
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