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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第198話 戦う勇気
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あの銃はゲームとしてのアイテムでは決して強力な武器ではない。レア武器であれば、シノンも見ている筈だから、ただの拳銃。実像以上に怯えていたら戦えるものも戦えなくなるのだ。
「それに、ここにはアサルトライフルを蹴散らした剣士と私のへカートを、ちゃちなナイフで弾いてくれた銃士がいるんだから。――仮に、私が撃たれたとしても、あなた達が守ってくれるんでしょ?」
シノンは震えを押し殺してそう言ってのける。
その勇気を見て、あらん限りの力を振り絞った彼女を見て2人は懸念と安堵がないまぜになった。
心的外傷
(
トラウマ
)
と言うものは、安易に断ち切れるるものじゃない。その事を誰よりも2人は判っているからこそだ。
「ああ。勿論だ」
「決して君には撃たせない。全部弾くよ」
だからこそ、キリトとリュウキの2人は、笑みを返す事が出来たのだ。
「だが、シノン、忘れてないか?」
「え?」
リュウキの不意の言葉に 思わず気が抜けそうになってしまうシノン。うまい具合にまとまっていた時だったから。
「シノンは、
狙撃手
(
スナイパー
)
だ。その真骨頂は 『敵に姿を見せず、存在を知られず、息を潜め、相手を穿つ事』だろう? じぃ…… シノンが戦った《彼》と色々と話したって言ってたし、大分学んだと思うが」
「っ……。こんな時に嫌な事を思い出させないでよ!」
バツが悪そうに、シノンは拳を作ってリュウキに振るう。でも良い具合に緊張もほぐれている様だ。……恐怖心も。
とりあえず説明すると、シノンは正面に立つのはスタイル的によくないと言う事だ。
「だから、こうしよう。キリトは 死銃を頼む。アイツは訊いた話じゃ
L115A3
(
サイレント・アサシン
)
を装備している。
消音器
(
サプレッサー
)
標準装備なのがかなり面倒だが、キリトなら、いけるだろう?」
「それって……、オレが囮、って事か?」
「ああ。ぶっちゃけて言えばそうだ。囮って訊くと訊こえが悪いが…キリトは躱すんだ。絶対。相手にとったら、それこそ最悪の手だ。位置情報がバレるんだからな。そこで、シノンが撃つ」
「キリトが
観測手
(
スポッター
)
をする、って事。……大胆な作戦ね、それ」
「大胆っていうか、人使いが荒いっていうか……。ま、任せてくれ。たまにはリュウキも無茶言う時だってある、って事だしな」
「オレは無茶だと思っていないんだけどな」
「はぁ……」
シノンは、呆れるのと同時に、苦言を呈するものの、確かに見た。
キリトは苦笑いをしているものの、その表情には何処か自信がある様にしている。そして、リュウキがキリトを見ている眼も、信頼で満ちているのを。
シノンが 本当に、2人は 何年も何年も共に戦ってきた戦友同士だと言う事がよく理解出来た瞬間でもあっ
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