エピソード38 〜試練その2〜
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
はトークンの召喚と引き換えに、発動ターンは光属性モンスター以外のあらゆる召喚ができなくなるデメリットがある反面、トークンを生贄にすれば光属性モンスターなら最上級モンスターを召喚する事も可能。
「私は二体の『フォトン・トークン』を生贄にーーー」
「な、何が来るっ??」
光球が激しく明滅し、辺りを眩しく照らす。そして、排反する影と光が混じり合い、一体のドラゴンを形作る。
「出でよ、『光と闇の竜』??」
『光と闇の竜』
☆8 ATK2800
神秘的な雰囲気を纏う黒白のドラゴンが翠のフィールドへと降り立ち、万丈目を威圧する。
「このっ!させるか!リバースカードオープン『奈落の落とし穴』!これで、そいつは破壊だ!」
「無駄ぁ!『光と闇の竜』の効果発動!自身の攻撃力、守備力共に500ポイント下げ、効果を無効にし破壊する!」
『光と闇の竜』
ATK2800→2300 DEF2400→1900
黒い穴が開き、光と闇の竜を呑み込もうとするとその威光を持って掻き消される。
「防がれはしたが、攻撃力が下がれば戦闘で俺のドラゴンは破壊できまい!」
「それは、どうかな!バトル!『光と闇の竜』でアームド・ドラゴンを攻撃!」
万丈目の予想に反し、特攻を仕掛ける翠。だが、当然アームド・ドラゴンのが攻撃力は高く、結果は目に見えて明らかだ。
(それなのに、なんだこの不安わ……!)
「手札から『オネスト』の効果発動!相手モンスターの攻撃力を『光と闇の竜』に上乗せする!」
「っ!だが、そいつの無効効果は強制なんじゃないのか!」
万丈目の言う通り、任意効果ではなく強制効果。
しかし、翠は自信ありげな表情で最後の一枚を切る。
「チェーンして、速攻魔法『禁じられた聖杯』発動!『光と闇の竜』の効果を無効にし、攻撃力を400ポイントアップする!そして、『オネスト』の効果は無効にされず発動する!」
「なっ??」
『光と闇の竜』
ATK2300→2800→3200→6000
光と闇の竜は他者を圧倒するオーラを身に纏い、アームド・ドラゴンを鋭く睨みつける。
「さぁ、トドメだ!『光と闇の竜』でアームド・ドラゴンを攻撃!シャイニング・ブレスッ??」
万丈目:LP3000→0
オネストの支援を受け、力を極大化した一撃はアームド・ドラゴンを呑み込み、跡形もなく消滅させる。そして、二人の決闘に終幕を下ろす。
◇◆◇
「くそ……、あと少しで!」
残りライフ3000と100からの大逆転勝利。
万丈目自身、爪が甘かったとは思ってはいない。それが、余計に万丈目を悔しがらせる。
「ふふ、楽しかったよ」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ