暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード38 〜試練その2〜
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さらに500ポイントのダメージを与える!」
「このっ!」

翠:LP3100→2600

「これであんたを守るものはなくなった!バトルだ!『アームド・ドラゴンLV7』で『魅惑の女王LV7』を攻撃!」
「『魅惑の女王』の効果発動!ライトパルサーを破壊し、戦闘破壊を無効にするよ!」

ライトパルサーが女王の盾となり、アームド・ドラゴンの一撃を受け止める。

「っ!だが、ダメージは通る!」
「くぅぅぅ!」

翠:LP2600→1300

「そしてこの瞬間、『ライトパルサー・ドラゴン』の真価が発揮される??」
「えっ??」

翠の戸惑いを他所に、突如竜の咆哮が響きわたる。

「『ライトパルサー・ドラゴン』の効果により、墓地から『ダークストーム・ドラゴン』を特殊召喚する!勝利の旋風を巻き起こせ、『ダークストーム・ドラゴン』!」

『ダークストーム・ドラゴン』
☆8 ATK2700

この最終局面に新たなドラゴンを呼び出され、堪ったものでない??と翠は内心で愚痴る。

「バトルだ!『ダークストーム・ドラゴン』で魅惑の女王を攻撃!ダークネス・ストームッ!」
「ッウ??」

翠:LP1300→100

ライフ100を残し、ギリギリで踏みとどまった翠はその危うさから冷や汗を浮かべる。

「俺はこれでターンエンドだ」


万丈目
LP3000
魔法・罠伏せ一枚

『アームド・ドラゴンLV7』
『ダークストーム・ドラゴン』


「く、くくくっ……ふ、ふふ……あはははっ??」
「な、なんだ??」

自分のターンを迎え、急にお腹を抱え笑い出す翠に対し、困惑した表情の万丈目。

「いや、なんかね。やっぱ、楽しいな〜って思ってね」

目尻に浮かんだ涙を払いつつ、そう答える翠は万丈目から見ても嬉しそうな表情を浮かべている。だが、同時に理解ができないと思う。
追い詰められているのに、何が楽しいのか、と。

「わかんないかな〜?逆転に次ぐ逆転のギリギリの戦いとかすっごく、燃えるじゃん!」
「だ、だが、流石にこのライフ差は覆せないだろ!」

焦ったように叫ふが、その言葉を聞くなり翠はニヤリと笑みを浮かべる。
まるで、覆してやろう、と言っているかのように。

「私のターン……ドローッ??」

ドローに合わせ、豪ッと翠を中心に強い風が吹く。そして、翠は手札を見るなり万丈目に告げる。

「このターン、終わらせる??」
「なにっ??」

翠の勝利宣言に万丈目は驚嘆する。

「魔法カード『フォトン・サンクチュアリィ』発動!私はフィールドに二体の『フォトン・トークン』を特殊召喚する」

煌々と光を発する球体が翠の目の前へと浮かぶ。
『フォトン・サンクチュアリィ』
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