エピソード38 〜試練その2〜
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ンが翼を羽ばたかせ、フィールドへと降り立った。
先のターンのアームド・ドラゴンといい、今のライトパルサーといい、上級モンスターの連続召喚に翠は舌を巻く。
「バトルだ!ライトパルサー・ドラゴンで魅惑の女王を攻撃する!」
ライトパルサーが魅惑の女王へ向け、光のブレスを放つ。
魅惑の女王には、装備カードとなっているモンスターを墓地に送る事で戦闘破壊を無効にする効果がある。しかし、それを使えば次のターン、魅惑の女王の進化条件を満たせずもう一ターン待たなくてはいけなくなる。
それを知ってか知らずか、万丈目は魅惑の女王を狙う。だが、当選翠も防ぐ術を用意しており、
「リバースカードオープン『強制終了』!ブレイカーをコストにバトルフェイズを終了させる!」
「くっ、届かないか!」
両者を隔てるように発生した障壁がライトパルサーの攻撃を阻む。
悔しそうに舌打ちをすると、万丈目はモンスターを伏せ、ターンを終えた。
万丈目
LP3000
魔法・罠無し
場:伏せ一体
『ライトパルサー・ドラゴン』
「私のターン、ドロー!私は『魅惑の女王LV5』と装備カードの『アームド・ドラゴンLV7』を墓地に送り、レベルアップ!来い、『魅惑の女王LV7』??」
『魅惑の女王 LV7』
☆7 ATK1500
遂に最終段階まで成長した女王。その色香は以前の比でなく、早くライトパルサー・ドラゴンは篭絡され、女王の下へと赴こうとしている。
「私は『魅惑の女王LV7』の効果で『ライトパルサー・ドラゴン』を自身に装備させる。さぁ、おいで〜」
パチリとウィンク一つ。
それだけで、ライトパルサー・ドラゴンは尻尾を振りながら魅惑の女王に擦り寄り甘える。そして、伏せをさせられたライトパルサーの胴体に、ソファに凭れるかのように寛ぐと万丈目に優しく微笑みかける女王様。
主力級のモンスターを次々と召喚してみせる万丈目だが、翠はそれを搦め手を持ってして対処していく。柔よく剛を制するとはよく言ったものである。もっとも反撃の芽を尽く潰されている万丈目には堪ったものではなく、顰めっ面で翠と裏切り者を睨んでいる。
「あはは、パワーだけじゃ格上には勝てないよ?」
万丈目の睨みなどなんのその、カラカラと笑い飛ばす翠。ひとしきり、笑うとコホンと咳払いを一つし、真面目な表情を作る。
「さて、私ようやく女王を出せたし、ここからが本番だよ!手札から『ジェスター・コンフィ』を特殊召喚!そして『ジェスター・コンフィ』を生贄に、『ブリザード・プリンセス』を召喚ッ??」
「ッッッ??」
『ブリザード・プリンセス』
☆8 ATK2800
そのモンスターの召喚と共に吹雪が吹き荒れる。万丈目は伏せておいたカー
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