エピソード38 〜試練その2〜
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を浮かべる。そして、翠もドヤ顔を浮かべる。
「手札から『魔導戦士 ブレイカー』を召喚し、効果発動!自身に魔力カウンターを一つ置く。そして、ブレイカーは魔力カウンター一つにつき、攻撃力を300ポイントアップさせるよ」
『魔導戦士 ブレイカー』
☆4 ATK1600→1900
ブレイカーの持つ剣に埋め込まれた宝玉に緑光が宿る。
主力級のモンスターを奪われた万丈目のフィールドには、モンスターは居らず伏せカード二枚のみとやや危うい状態である。
幸いにも二体ともの直接攻撃を受けたとしてもライフは残るが、それでも致命的なダメージである事には変わりない。
万丈目は、冷や汗を一筋垂らし、戦況を伺う。
「私はブレイカーの魔力カウンターを一つ取り除き、効果発動!伏せカード一枚を破壊する!魔導剣!」
「ちっ……」
魔力を込められた斬撃は伏せられた二枚の内、片方を切り裂き破壊する。
「バトル!ブレイカーでダイレクトアタック!」
「させるか!『ガード・ブロック』発動!」
「なら、『魅惑の女王』で攻撃!」
「ぐぅ……」
万丈目:LP4000→3000
ブレイカーの一撃もガード・ブロックの障壁によって防がれる。しかし、続く『魅惑の女王』の攻撃は防げず、錫杖による打撃を叩き込まれ、ライフ差を逆転される。しかし、それでも強気の姿勢を崩す事のない万丈目に翠は感心する。
(なるほど、腕前だけじゃなくてメンタルも逞しくなったわけか……)
これは中々愉しいデュエルを提供できそうだ、と密かに笑みを浮かべるとデュエルを続行する。
「私はこれでターンエンド。さぁ、エースを奪われて万丈目君はどうするのかな〜?」
「くっ……!」
翠はニヤニヤと笑みを浮かべながら万丈目を煽るとターンの終わりを告げる。
翠
LP3100
魔法・罠伏せ一枚
『アームド・ドラゴンLV7』
場
『魅惑の女王LV5』
『魔導戦士 ブレイカー』
「俺のターン、ドロー!魔法カード『天使の施し』発動!三枚ドローし、二枚捨てる。そして、手札から魔法カード『竜の霊廟』を発動する!デッキから『ダークストーム・ドラゴン』を墓地に送る。さらに墓地に送ったのが通常モンスターの時、さらにもう一枚ドラゴン族モンスターを墓地に送ることができる。俺は『ダークフレア・ドラゴン』を墓地に送る」
次々と手札を入れ替え、デッキを圧縮する万丈目。何をする気か?と訝しげな視線を送っていると、ドラゴンのものと思われる咆哮と共に光が奔る。
「おれは墓地の闇属性と光属性モンスターを除外し、特殊召喚する!来い『ライトパルサー・ドラゴン』??」
『ライトパルサー・ドラゴン』
☆6 ATK2500
降り注ぐ閃光と共に白い体躯のドラゴ
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