エピソード38 〜試練その2〜
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ンス・リンドブルム』の攻撃力は1800。ディフェンダー、魅惑の女王共に効果範囲内だ。
「俺は『魅惑の女王』を選択!喰らえ、デストロイ・パイル!」
魅惑の女王とそれに従うアームド・ドラゴン共々破壊せんとアームド・ドラゴンが体中から生えたトゲを射出する。しかしーー
「ディフェンダーの効果発動!魔力カウンターを一つ取り除き、魅惑の女王の破壊を無効にする!」
ディフェンダーの魔力障壁によって、魅惑の女王の破壊を防ぐ。
「ならば、バトルだ!『アームド・ドラゴンLV5』でディフェンダーを攻撃する!アームド・バスター!」
「くっ!」
翠:LP4000→3100
強靭に進化したアームド・ドラゴンの豪腕が振り下ろされ、ディフェンダーを粉砕する。
格上の相手に先制ダメージを与えた為か少し表情を綻ばせる万丈目。
「俺はカードを伏せる。そして、このエンドフェイズ時、『アームド・ドラゴン』は進化条件を満たした事でレベルアップする!来い、『アームド・ドラゴンLV7』??」
「ほぉ〜〜」
光に包まれたアームド・ドラゴンLV5は雄々しい咆哮と共に纏う光を散らし、進化した姿を晒す。翠は進化した事で増えた武装と巨大化したアームド・ドラゴンの姿を見上げ、感嘆の声を漏らす。
「……やるじゃない」
鮮やかにアームド・ドラゴンを進化させた手腕に万丈目の成長を認める翠。だが、万丈目は翠のやる気の炎に油を注いだ事になったのを知らない。
「私のターン、ドローッ!そして、このスタンバイフェイズ時、私の『魅惑の女王』も進化するよ!」
翠の宣告と共に『魅惑の女王』は光へと包まれ、そのシルエットを変えていく。
そして、光が晴れ全貌を見せた魅惑の女王は幼さを色気に変え、より成熟した大人へと成長していた。
「成長した『魅惑の女王』はレベル5までのモンスターを従える事ができる」
「っ!だが、俺のフィールドにはレベル7のアームド・ドラゴンLV7のみ……、なにっ??」
アームド・ドラゴンのレベルを示す星が急に二つ消えた事に驚く。どうやら、奪った犯人は赤い猫又のようである。
「妖怪のせい妖怪のせいですってね。私はリバースカード『妖怪のいたずら』を発動し、その効果でフィールド上のモンスターのレベルを二つ下げたんだよ」
つまり、アームド・ドラゴンLV7はレベル5に格下げされ、魅惑の女王の効果範囲内となったとのである。そして、早くも魅惑の女王に誘惑されたアームド・ドラゴンは目をハートへと変え、翠のフィールドまでフラフラとやってきてしまう。
「『アームド・ドラゴンLV7』を『魅惑の女王』に装備する!」
アームド・ドラゴンの肩に担がれた魅惑の女王は下から唖然とした状態で見上げてくる万丈目を見下ろし、勝ち誇った表情
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