エピソード38 〜試練その2〜
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かし、破壊されることでその役割を果たすリクルーター。仮面竜の断末魔の叫びは、新たなドラゴンを万丈目のフィールドへと呼ぶ。
「『仮面竜』の効果により、デッキから攻撃力1500以下のドラゴンを特殊召喚する!来い、『アームド・ドラゴンLV3』!」
「よし、来た!」
召喚されたモンスターを見た一之瀬校長は小さくガッツポーズをする。同時に、翠はこれこそがこの学校に伝わる伝説のカード『アームド・ドラゴン』である事を理解する。
ステータス自体は低いものの、レベルとは別のLVを持ったこのモンスター達は特殊な条件を満たす事でLVアップを果たし、強力な効果を得るようになる。
翠は召喚された『アームド・ドラゴン』を見るとニタリと笑みを浮かべる。
「私は手札から『魅惑の女王 LV3』、召喚!」
「なっ??LVモンスターだとっ??」
『魅惑の女王 LV3』
☆3 ATK500
万丈目操る『アームド・ドラゴン』とは別のLVモンスター。
幼いながらも、美しくそして蠱惑な雰囲気を醸し出している少女はアームド・ドラゴンに投げキッスを送る。
「『魅惑の女王 LV3』の効果!相手フィールド上のレベル3以下のモンスター一体をこのカードに装備する!チャーム・マジック!」
「なっ??」
魅力され、目をハートに変えたアームド・ドラゴンは魅惑の女王の下まで来ると猫のようにゴロゴロと喉を鳴らし、甘える。名前からは想像できないアームド・ドラゴンの様子に流石の万丈目も絶句する。
「驚いたかな?ノース校に居るって聞いてきっと『アームド・ドラゴン』を使ってると思って私も同じLVモンスターデッキを組んでみたけど……?」
「えぇ、してやられた。だが、まだデュエルは始まったばっかだ!」
落胆していると思いきや、威勢のいい返事が返ってきて事に翠はほくそ笑む。
「いいねぇ、その熱さ。私はこれでターンエンドだよ」
翠
LP4000
魔法・罠伏せ二枚
『アームド・ドラゴンLV3』
場
『魔導騎士ディフェンダー』
『魅惑の女王LV3』
「いくぞ、俺のターン!リバースカードオープン!『小人のいたずら』!このターン、互いの手札のモンスターのレベルを一つ下げる。そして、俺はレベル4となった『アームド・ドラゴンLV5』を召喚!」
幼体であるアームド・ドラゴンLV3が成長した姿、アームド・ドラゴンLV5は現れるや否や、翠と魅惑の女王へと注視する。おそらく、魅惑の女王に戯れるアームド・ドラゴンに嫉妬しているのだが、そんな事は万丈目は知らない。
「俺は『アームド・ドラゴンLV5』の効果発動する。手札の『ランス・リンドブルム』を墓地に送り、そのモンスターの攻撃力以下のモンスター一体を破壊する!」
『ラ
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