暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第197話 死の正体
[7/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
・・・・》のだとしたら?
「それに、キリトが乱入してきた時も、アイツ等は、
短機関銃
(
サブマシンガン
)
と
狙撃銃
(
スナイパーライフル
)
に持ち替えていた筈だ。……あの銃を撃ったのは、オレの時と、そして、多分 シノンに向かっても撃ったんじゃないか?」
「……ああ。間違いない。あの時は弾き返す事が出来たが、確かに シノンを……っ!! ま、まさか」
キリトは思い返す。あの時車上で シノンは身を固くさせてしまっていたのだ。殆ど直線上の高速道路。狙いは付けやすかっただろう。そして、もう1つキリトは気づいた。
今回の事件の核心を。
「そうだ。……十時を切るジェスチャーも、あの銃も、理由があってしている事だろう。……アイツ等は綿密な計画を立てて、《特定の人物》を殺す事が出来るんだ」
「それは……。あ、でも確かアイツ鉄橋で……。そう、リュウキと合う前に、私達もあの銃を撃った所を見てるの。……アイツ、ペイルライダーは あの銃。……黒星で撃ったのに、無抵抗で倒れていたダインは無視して……」
シノンも思い返しながらそう呟く。確かに今考えれば妙なのだ。アバターを残している以上、死銃の一撃は効果があるのだろう。
「……なら、狙っている相手は、何か共通する条件があるんじゃないか? シノンとペイルライダー。そしてジーン。……単に強さとか、ランキングと言う事になるのかな」
「でも、ペイルライダーは前回の大会に出てないし。それなら、ダインの方がランキング的には上。ペイルライダーなんて名前、アイツと同じスコードロンにいたけど、一切出てすらなかったし、会ってもなかった筈」
人を殺す動機についてもある。だが、今は 肝はそこではないのだ。
「……狙っている理由は、本人に訊かなければ判らないだろう。……核心を言えば、アイツ等はまだ他にもいる。……本当の身体。ゲーム内であの2人が特定の誰かを撃った瞬間に。もう一方が《本物のトリガー》を引くんだ」
「え……? な、何を言ってるの。そ、そんな突拍子も無い事を……」
シノンは驚き、声を上げた。
「だ、だって、本物って事は……、現実世界で、って事でしょ? なんで、そんなことがアイツ等に判るっていうの」
「それだった。それが最後の謎だった。……だけど、それも判った。アイツ等が使ってる装備を見て、な」
「っ!! 光迷彩か!?」
キリトもそう言う。あの姿を消すマントさえあれば、最後の障害も突破出来ると確信したようだ。
「まず、住所に関してだが、今大会にエントリーする時。あの端末で自分の本名、そして住所を入力する欄があった。……確認したが、もしも入賞する事ができたら、ゲーム世界での
賞品
(
ギフト
)
にするか、現実世界での
賞品
(
ギフト
)
にするか、だったな」
「た、確かに……、私
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ