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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第197話 死の正体
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ライダーは、撃たれた直後、少し動けたけど、想定の範囲内だった、って思う。言うなら絶妙のタイミングで、《その時》が来たんだから。でも、撃つ度に時計を見るんじゃ不自然だから」
「あ……、成る程。確かにいちいち確認してたら……。それに手首の内側に小型ウォッチを装備していたら、額に触る時に丁度いい……っ! ど、どうしたの?」

 シノンは、この時添えられた手を強く掴まれた感覚がした。

 その主はリュウキだった。

 その表情は、真剣。……いや、最初から真剣そのものの表情だったけど、一段と極まったモノだった。

「……ここからが、一番重要な事、なんだ。……心を強くさせて、訊いて欲しい」
「えっ……」

 シノンは、身を固くさせてしまう。
 そして、キリトも、理解した様に頷き、そして、何も横槍をしようとしない、と誓う様に口を固く閉ざした。
               

――今、一番危ないのはオレでもキリトでもない。


 そのリュウキの言葉の真意を、漸く理解する事が出来たから……。





 
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