夢幻界の断片
アウラの選択
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も無い。
水の神を敬う竜人族、灰色猿は帝国軍に属し《門》の通過を認められた。
キレノア大陸西岸に転送後、特殊な結界で覆われ連絡がとれぬ。
ケイロニア王は再び開始線の真横に達し、記憶の扉が開く。
更に遠い軌道を巡る惑星の過去、第四層の記憶が甦る。
アスガルン地表に覇を唱えた異種族、クラーケン達の野望は潰えた。
ノルンの海に残党が潜む意図、思惑を理解する者は無い。
水の精霊を操る魔術師、青色人達は異なる《道》を選んだ。
海の惑星が属する衛星銀河、マゼラン星雲にて物質科学の研究に携わっている。
ヨツンヘイム地底の《門》を用い、第三惑星に渡る気は無い様だ。
豹頭の放浪者は再び開始線の真横に達し、記憶の扉が開く。
廃帝の追放式、太陽系第三惑星に着く前の過程が甦る。
《ランドシアF》、《マウロ提督》の謎を解く鍵は喪われた。
シレノスの化身は再び開始線の真横に達し、記憶の扉が開く。
最強の戦闘用改造生命体、ランドック帝王の罪は秘匿されている。
アウラ・カーの《夫》、《胤》の提供者は罠の犠牲となったのだが。
トゥーラン・ツーラン星域の潰滅、女神5人の暗闘と真実が明かされる事は無い。
何時しか聖地に或る種の巻貝、螺旋状に巻いた貝殻を連想させる魔法陣が描かれていた。
精緻な模様が脈動し青、赤、緑、黄、橙、紫、金、銀の多彩な光が明滅を繰り返す。
無限の可能性を秘める魔法陣の最奥、中心《センター》が輝いた。
アリシア星系の第三惑星と異なり、新たな真世界と無数の《影》が創造される。
暁の女神5人姉妹の末姫、アウラ・シャーが微笑。
ランドックの廃帝を神殿に導いた殉教者、ツゥールグスのユラが現れた。
「太子様!」
リー・ファの声が響き、北の豹が南の鷹と化す。
スカールの腕が運命の半身を抱き、グル族の歓声が響き渡る。
アルド・ナリスは星船に乗り、無限の宇宙を探る旅に出た。
想像を遙かに超える事象に闇色の瞳が輝き、好奇心、知識欲が満たされる。
リギアは草原に赴き、歓喜の輪に加わった。
カメロンは総てを水に流し、オルニウス号に紅の傭兵を乗せ大海原に出航。
魔戦士は呪縛から解放され、フロリーの息子と同様に無垢な幼子の面影が覗く。
ドーカス・ドルエン、マーロールは帝王ガンダルの穴を埋め観衆の喝采を浴びた。
ヤン・ゲラール、シャオロン、レンファーも帰郷。
ホータン白竜城の一角に未来の大君を迎え、キタイ再建を誓う。
勇者ドードーは幻の民ラゴンを率い、約束の地を求め新たな旅に出る。
超空間の彼方から歓声が湧き起こり、新世界の誕生を祝福する想念の大波が到来。
万雷の拍手と鳴り止まぬ喝采が轟き、超空間を満たす。
アルド・ナリスの遠隔心話、最終宣告《
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