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M?R - メルヘヴン - 竜殺しの騎士
006話
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た人柄"と称されるジークフリードという英霊の影響かは解らないがジーク自身、一方的な侵略を容認出来るような人間ではなくそれを悪としてみる。

「んじゃさ、俺たちのチーム名メルヘヴンを救う戦士達って事で"メル"って如何だ!?」
「うん!すっごく良い名前!」
「異論はありませぬ!」
「おいらも賛成っすよ!」
「バッボズビクトリー突撃隊ではいかんのか……?」
「ミスター、それでは皆の個性が行きませんよ」
「ちょっと可愛いし私も賛成っと」

チーム名も決まり気持ちが引き締まった所で一同は移動を開始する事にした、今居るこの島はメルヘヴンのど田舎。まずは海を渡ることになる、そこでエドは移動用のARMであるマジックカーペットを展開しドロシーとジーク以外はそれに乗り空の旅へ。

「ARM展開、ウィング。行こうドロシー」
「はぁ〜いジーくんの思うがままに〜♪」

翼を羽ばたかせドロシーと併走するように空を翔るジーク、そんな光景を見るギンタは目を輝かせるがエドだけは鋭い視線を向けていた。魔女だけでも特殊な存在であるのに、そんな魔女があれほどに入れ込むジークという青年、その存在が気がかり。

「ギンタ殿、あのジーク殿とは一体何処で」
「う〜んドロシーの後に会ったんだ、なんでも記憶が無くてそれを探す旅をしてるんだってさ」
「先程も申し上げた通り魔女のこの世界でも異質な存在、集落であるカルデアからも基本的に出ないと聞きます。そんな魔女が外に出ているだけでも不可解だというのにあれほどに入れ込むジーク殿、気になります」
「うん、私もジークさんは本当に不思議な存在だって思う」

スノウもジークへと視線を向ける、正確に言えば彼の剣に視線が行く。ARMとは似て非なる魔剣、下級とはいえガーディアンARMさえ両断する事が出来る力を秘めている剣、そしてその使い手であるジーク。

「ジーク殿が善人である事は理解出来ます、しかし謎は深まるばかりですな」
「大丈夫!何時か記憶が戻って俺達に話してくれるって!」
「そうだと、良いのですが………」

そんなこんなで海を超え遂に大陸へと足を踏み入れたメル一行、辿り着いたのだ岩場が続く山岳地帯。何処か降りられる場所を探していると真下から槍が飛んできてマジックカーペットを貫いた。

「何っ!?がぁっ!?」
「ジーくん!?」

飛んできた槍の一本がジークの翼を貫いた、"ARM ウィング"は使用者の身体と同化し翼を生やす物である為発動している間は使用者の身体と同意義になる。そしてその翼にはジークの宝具(・・)は適用されず普通に傷ついてしまう。だがそんな翼に鞭をうち必死にマジックカーペットの下に入り込み傷ついた翼を動かし上昇しようとするが4人かつバッボの重量もあり努力空しく落下していく。

「ぐぅう!!
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