暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン5 移動砲台型戦闘機械、VWXYZ!
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 気持ちのいい青空。吹き抜ける潮風。…………なんてもの、今の俺らには関係ない。なぜなら、明日香撃破後に起こる最初のイベントがあるからだ。そう、テストである。正直めんどくさいのだが、ここで退学にでもなられちゃ馬鹿みたい、というか馬鹿そのものなので清明をしごき倒す。するとあの野郎、一人でも道連れを増やそうとしたのか死者蘇生を頭に巻きつけてお祈り中の翔と実技一本に絞ってデッキ調整中の十代を首根っこ掴んでズルズルと涙目になりながら引っ張ってきた。正直この二人はなんだかんだいって合格してたからどっちでもよかったけど、せっかくだから正史に干渉してみる…………早い話が一緒にカードの知識から暗記させることにする。まあ、どうせまだテストまで一週間はあるし。プリントに書いてあった。
 以上、今回ここに至るまでの経緯でした。

『よし十代、怒らないからゆっくり答えてみろ。モンスターを墓地から一体蘇生させる魔法カード5種類!』

「えっと、まず死者蘇生だろ、O−オーバーソウルだろ、ヒーローフラッシュだろ、後ブランチ、えっと…………」

『お前、ホント自分のデッキに関係あるのしか覚えてないのな。ちなみにあとパッと思いつくものとしては、禁止カードになった早すぎた埋葬なんかかな?んじゃ次、清明!自己再生能力もちのモンスター5種類!』

「なんか十代より問題難しくない!?ん〜と、黄泉ガエルに、ドル・ドラ、それとタスケナイトにリバイバルスライム、あと…………不死武士!どーだ!」

『ほお、少しはやるじゃねえか。他にはナチュル・パイナポーとかもいるぞー。よし、ちょっと体借りるぞ』

「え、あ、ちょ…………よし、次はテメーだ翔!カードを破壊する効果持ちのカード、種類も枚数も言わないから3枚答えてみろ」

「は、はいっ!えっと、えっと……」

「がんばれ翔!落ち着いて考えれば、お前ならこんな問題できるはずだぜ!」

「じゃあヒント。確かビークロイドの中にも無効にして破壊の効果持ちがいたよな」

「そうか!ネイビィロイドッスね!」

「ん、そーだな。でも、まだ二枚答えてないぞ?」

「わかってるッスよ!ステルスロイドでしょ?」

「あと一枚だ。んじゃ、ここで最後のヒント。別に効果破壊ならモンスターでも構わんぞ?」

「もしかして、ドリルロイド…………っスか?」

「よし、やりゃあできるじゃねーか」

 と、そこで疑問に思ったらしい十代が声をかけた。…………不満たっぷりに。

「なあユーノ、ちょっと翔だけ贔屓しすぎじゃねーか?問題も俺の方が難しかったし」

「(うん、まあそうなんだけどな。ただ、はっきり言って今の翔はちとレベルが低いうえに自分に自信がまるでないからな。まず自信つけることから始めてもらわんと)」

 それに、今
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