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バトルガールハイスクール短編集
第1回 (粒咲あんこ・火向井ゆり
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、あんこ………?」

不安になった俺に声をかけるが………

「先生!!!」
「は、はい!?」
「今日先生の家に行く!!」
「は、はい!!………え?」

バサッ

「「!?」」

不意に本の落ちたような音が聞こえ、互いに振り向くと、

「せ、先生………?」

そこには驚愕の顔をした高校2年生で風紀委員長の火向井ゆりがいた。

「ゆり……?どうしたんだ………?」

声を掛けても返事がない。まるでバケモノを見るような顔で後ずさるだけだ。

「ゆり………?」

不安になりもう一度声をかけてみる。

「先生が………!」
「ん?」
「先生が………!!」
「ん?」

「生徒を家に連れ込もうとしてるーーー!!!」
「えっ?」

一瞬何を言われたか理解できずに固まってしまった。

「うわぁあああん!!!!」

しかしゆりは何故か泣きながら教室へ出てしまった。

「はっ!?待てゆり!!誤解だ!!!」

暫く茫然していた俺はその背中を慌てて追いかけたのだった………












「はぁ………早くも教師生活が終わるところだった………」
「せ、先生が悪いんですよ!あんな誤解するような話をしていて!!」
「いや、俺は誘ってないし………」

と弁解を言いつつ、前を歩くあんこを見るが………

「フフフフ………」

不気味な笑い声と共に雑誌から目を話さず歩いていた。よく人や物に当たらないものだ。
現在俺とあんことゆりは俺の家に一緒に向かっていた。あの後慌ててゆりを捕まえて事情を説明。
落ち着いた所であんこが急かし、ゆりと別れて2人で家に向かおうと思ったのだが………

『わ、私も行きます!!』

何故かゆりも行きたいと言い出した。

『せ、先生と2人っきりにしたら何をしでかすか分かりませんからね!!』

仮にも担任なのだが信頼の無さをひしひしと実感出来た。


………泣きたい。


「………さあ着いたぞ」

そうこうしている家に俺の住んでいるマンションの前に着いた。
学園から徒歩20分ほど、いつもはバイクで通勤しているが、この2人を連れ居ている上、歩いて帰れない距離でも無いので、少し歩くが徒歩で行くことになったのだ。

そこはいつも厳しい訓練をしている2人。特に文句も無く、さっさと着いてしまった。

「ここが俺の家だ」

マンションのエレベーターを使い、3階へ。その一番端の306号室が俺の家だ。

「へぇ………」
「散らかってない………」
「悪いか?」
「い、いいえそんな事は………」

(お姉ちゃんは成人男性の部屋はかなり汚
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